富澤 正

弁理士。コスモス国際特許商標事務所パートナー。名古屋工業大学非常勤講師。1980年愛知県生まれ。名古屋工業大学大学院修了。知的財産権の取得業務だけでなく知的財産権を活用した製品作りの商品開発コンサルタントを行う。知財マッチングを展開し、ものづくり企業の地方創世の救世主として活躍している。著書に『社長、その商品名、危なすぎます!』(日本経済新聞出版社)、『理系のための特許法』(中央経済社)等がある。 特許・商標の活用を応援するWEBマガジン「発明plus Web」( https://hatsumei-plus.jp/ )を運営している。

商標は家畜の「焼き印」から始まった 商標はトレードマークといわれたり、ブランドといわれたりすることがあります。 トレードマークやブランドは、もともと家畜などに焼き印を施し、他人の家畜と区別したのが始まりといわれています。...

私は以前『社長、その商品名、危なすぎます!』という本を出しました。その本には、帯がついています。帯には内容がわかりやすく伝わるキャッチコピー、出版元である日本経済新聞出版社の名前、さらには収録シリーズの名前である「日経プ...

どんなものが商標となり、どんな場合には商標権を侵害したと認められるのでしょうか。 世の中には、たくさんの商品があふれています。そして、ほとんどの商品には何らかのマーク・目印・名称がついています。そのマーク・目印・名称が商...

商標権を取得することによって、どんな利点があるのか —- 商標には自他商品識別・出所表示・品質保証・宣伝広告の4つの機能があるとされています。 商標「ランドクルーザー」 トヨタ自動車には、「ランドクルーザー」という悪路に...

テレビコマーシャルでは、商品名とは別に用いるキャッチフレーズによって印象を増幅させる工夫が見受けられます。インパクトのあるキャッチコピーは、商品の印象を脳に焼きつける効果があるようです。 このキャッチフレーズですが、知的...

スポーツブランドにも商標は欠かせません。 たとえば3本ラインといえば、誰もがアディダスを思い出します。3本の平行線は、アディダスを示す商標として機能しているのです。 この3本ラインが生まれた理由の1つは、靴の強化だといわ...

弁護士には、誰もが知っているような有名な方が何人もいて、職業としての認知度も高いものです。例えば、大阪の元市長の橋本徹弁護士。ほかにも行列のできる法律相談所などのテレビ番組に出演される弁護士として有名な方も数多くいらっし...

曲や音楽CDのタイトルについて、他人が商標登録を持っていた場合にはどうなるでしょう。 実際にミュージシャンの井上陽水さんが「UNDER THE SUN」というタイトルでアルバムを発表したときに問題が起こりました。実は、こ...

ブランド – 有名なブランドというと、鞄(バッグ)のルイ・ヴィトンがあります。ルイ・ヴィトンの鞄には、「LOUIS VUITTON」という文字列のほかにLとVを重ねたモノグラムが付けられています。このモノグラムも鞄の商標...

商標制度は進歩しています。 立体的な商標が新しく認められ、最近では更に多くの形態の商標が登録できるようになっています。 たとえば、以前から海外では認められていた音の商標の登録制度が日本にも導入されました。たとえば久光製薬...

商標とは、商品やサービスに標章(名称やロゴなど)が用いられて初めて完成する取引上の「目印」のことです。 つまり、商標登録を受けるには商品またはサービス(役務といいます)を指定しなければなりません。 商標登録出願ではこの商...

アイデアソン オープンイノベーションの手法にアイデアソンというもの手法があります。アイデアとマラソンを合わせた造語で、様々な専門性を持ったメンバーが集い、数時間から数日という限られた時間で製品やサービスを形にすることを目...