『中国工場』の記事一覧 : 291件

ある日系の中国工場では、機械加工工程と組立工程を持っています。機械加工工程で加工した部品を組立工程で組み立てて出荷をしています。機械加工工程には、切断機、プレス、タップ加工機があり、プレスでは主に穴あけ加工を行っています...

前回は品管部の果たすべき役割についての話でした。 今回はまた別の中国企業での品管部の話です。 その企業の品管部・陳経理は、以前日本企業での勤務時代に品質管理の経験を積んできました。その日本企業の品管部では、品質管理部門は...

ある中国企業では、トップが品管部にどのような役割を持たせるかで思案していました。 検査で不良品の流入や流出を防ぐという役割はもちろん当然ですが、それに加えて社内各部門がやるべき品質保証のための活動を品管部が統括する役割を...

前回プレス加工でワークの位置決め方法を変更したにも関わらず、問題点の有無を検証していなかった事例を紹介しました。 実はこの中国企業には、変更点管理の仕組みがありませんでした。 なぜこの仕組みがなかったかというと、変更点が...

ある中国企業では、金属の曲げ加工とプレス加工をやっています。曲げ加工は特殊なローラーを多数通すことで加工しています。簡単な加工ではありませんので、この工場のひとつの売りとなっています。 もうひとつのプレス加工は、特殊なも...

外観検査と寸法検査や特性検査との違いは、寸法や特性検査では図面や検査基準書に従いますが、外観検査の場合、検査員が自分の感覚とか判断基準をもっていることがある点です。 つまり、ものを見た時に自分自身の感覚を検査基準としてし...

華南地域にある中国企業が設計した鉄材の構造物を天津にある加工業者に生産させ、メッキも同じ地区にあるメッキ業者が行いました。 天津地区は、鋼材(鉄材)を加工したり組立てたりする製品の生産が盛んです。鉄材はメッキをする必要が...

以前弊社で開催した「トヨタ生産方式による工場生産性向上と中国展開セミナー」の中で講師の青木先生は、品質を確保するには抜取検査で全数検査と同じ効果を持たせることだと言っていました。 トヨタでは数千種類の部品を使っているので...

前回は、青木先生のトヨタ生産方式は2Sからという内容で、整理・整頓の進め方を書きました。 2Sを進めるときに先生は、必ず写真を撮り活用するようにと言っていました。先ず、現状の写真を撮り、そのあと、改善後の写真を撮ります。...

以前弊社で元トヨタマンの青木幹晴先生(元トヨタマン)による「トヨタ生産方式による工場生産性改善と中国工場への展開事例」セミナー(入門編)を開催したことがあります。 トヨタ生産方式においても5Sは、基本であると同時に欠かせ...

前回は、ある中国企業の工場での金型寿命管理が中国式寿命管理になっていたことを書きました。日本で行われている金型のショット数管理とは、金型の使用があらかじめ設定したショット数に達したら金型をメンテナンスします。 これに対し...

一般的に金型の寿命管理は、ショット数管理と出来栄え管理の両面で行います。 ショット数管理は、あらかじめ数量(ショット数)を設定し、それに達したらメンテナンスを行うというもの。 出来栄え管理は、その金型で生産した品物の状態...