「整理」「整頓」「清掃」「清潔」の各頭の子音のSをとって4Sということはよく知られていると思う。 「それぞれの具体的の意味を言いなさい」と言われれば、「清掃」「清潔」は読んで字のごとくで分かりそうだが、「整理」「整頓」が...
トヨタの工場も、当然いろいろなトラブルが発生して、後工程へ製品を遅れない場合がある。 復旧に何時間もかかる場合は、すべてのラインを停止させるが、何とか復旧の目処が立つ場合は、ラインを止めずに、綱渡り操業で後工程へ製品を送...
組立作業では、左手を治具にしている場合が多い。 手は治具にあらず。 治具から治具へ投げ込めること。 その治具はラフガイドが必ずあり、本セットと二段構えであること。 そして、その治具にポカヨケを設置するなり、...
ある小型食品機械を製造している中小企業にコンサルに入った。 そこでは、多少精度の出ない部品があっても、組立熟練工が自分ですべて調整して、素晴らしい品質の機械を組み立てていた。 その組立熟練工は、1人で何時間もかけて1台す...
改善の基本は「現場をよく知ること」である。 <第1ステップ> どんなことでも”事実は事実”として、忠実に観測することが大切である。 いささかも主観的判断を交えず、全面的に肯定しなければならない。 <第2ステ...
工程でオペレーターが自分で加工・組立したものが良品かどうかチェックしたり、出来栄えを見ることは、オペレーターの義務である。 次工程は大切なお客様である。 いや、ユーザー、一般市民と認識して、ひとつたりとも不良を流してはい...
トヨタでは、昭和43年(1968年)当時、1,000tプレスの段取替えに4時間を要していた。 ところが、西ドイツのVW社では2時間ですめせている、というので、これを追い越そうということになり、新郷重夫氏にご協力をいただい...
世間には、他の会社を見学して、新しい合理化された方法を見学して、それを自分の工場の似たような仕事に応用して成果を上げると、大いに満足するものである。 だたし、この場合は、表面的な、know howのみをつかんだのであるた...
工場のすべての作業者のそばには、標準作業票が掲げてある。 それは班長や組長である監督者が作成し、管理者である課長が確認の印鑑を押している。 新人が来た場合、その標準作業票を見せながら、監督者が実際に作業を行う。 その上で...
トヨタの工場勤務時代、工場の中の詰め所の書棚に、ホコリまぶけの新郷重夫氏の著書がありました。 何気なく手に取ってみると、その時取り組んでいた改善について書いてありました。 そして古参の現場の人に新郷先生について聞いてみる...
トヨタ生産方式の究極の目標は、「生産の増減に応じて、要員の増減ができるよう工程づくりをせよ」ということだ。 生産が増減しても、要員が一定ならば、常に最大生産に対応できる要員を抱え込まなければならなくなる。 そうすれば、生...
改善する際の考え方は、次の通りだ。 1.「目的」に対してWhy?Why?Why?……と何度も何度も繰り返すことにより、徹底した「目的の追求」を行う。 2.「目的は1つでも、手段はいくつもある」ということで、...