中村茂弘

昭和45年から平成2年まで、日立金属㈱にて、全社CIM構築、各工場レイアウト新設・改善プロジェクトリーダー、新製品開発パテントMAP手法開発に従事。うち3年は米国AAP St-Mary社に赴任する。平成2年、一般社団法人日本能率協会専任講師、TP賞審査委員を担当を歴任する。(有)QCD革新研究所を開設して活動(2016年有限会社はクローズ、業務はそのままQCD革新研究所へ移行)。 http://www.qcd.jp/

4月(年度始め)になると、各社で新入社員の教育が開始されます。 JMAでも、マナーの教育と生産現場に配属される方々が、仕事をする上で必要な技法を学ぶ研修が実施されてきました。 研修に来られる方々を拝見すると、目が輝いてい...

企業がお持ちの研修所にお邪魔すると、筆者も「技術関係のスタッフの方が研修担当になった。よろしく」とご挨拶されることが多い立場です。 この時、事務局を担当されている方を見て「うらやましいな!」と言ってしまいます。 その理由...

これは、KさんがV社で行った研修相談時の内容です。 Kさんの話では「2年程前にV社の研修を担当し、内容が良かったためでしょうか? その時に担当した方の推薦で研修の講師を兼ねて私に相談があったのですが、研修対象者は120名...

これは、CさんがA社にお邪魔したときの話です。 内容は現場改善研修の打ち合わせですが、P社の重要課題をお聞きして内容が決まった後、いよいよ研修会が始まる時になりました。 Cさんが研修会場を訪れると、あれほど熱心に話されて...

J社で企業内アンケ-トを取り、将来計画に役立ててゆくための計画に対し、Yさんに相談がなされた内容を紹介することにします。 J社が作成したアンケートには、項目がたくさん並び、 「いろいろな解析を進めるため」という説明でした...

Mさんがある研修を行っている時、研修に関する内容ですが面白い質問がなされたので紹介することにします。 Mさんのお話では、多分、質問された方、自分の会社では研修を毎週やっていることに対する自慢が入っている様子でした。 そこ...

海外工場の運営で最大の問題は、良い現地管理者が得られないという点に集中しています。 この問題が現地を支援する上で、多くの問題を引き起こしてきた結果、国内の技術低下になっています。 風が吹けば桶屋が儲かるというような問題が...

今回紹介するのは、S社から海外赴任者のためのマニュアルづくりの依頼を受けたMさんの体験談です。 S社に対するMさんの対応例 S社の依頼は 「海外に出た方の技術伝授がうまく行かないので、IE+QC+VEを統合して、スムーズ...

古い話ですが、産業経済新聞’97年11月22日号に、海外でボランティアを進める方々の心構えが掲載されていました。 その内容は、その後の記事や文献などを見ても概ね同じです。 筆者も及ばずながら、3年間という海外実務体験をし...

提案制度の運用は、企業の従業員の活性化だけでなく、品質、原価、納期など経営改善要件に大きく作用を及ぼします。 このため、提案制度を活用する企業が多く、中でも改善というのは企業にとっても従業員にとっても、都合の良い方式です...

今回の話は、Aさんが北の地区の小集団発表会に司会の役で参席した時の、関係者との対話の要点をまとめたものです。 会場では8件の現場発表会がなされました。 また、発表は競技会のようになっていて、審査委員が発表を見て評点をつけ...

改善の進め方には、グループ、進め方、担当と期限を強制的に割り当てて進める方法があります。 しかし、この方法は、改善担当の事務局や管理部門にとっては扱いが簡単かもしれませんが、意外に効果があがりません。 たとえ「改善は自分...