石田 厚子

1948年東京生まれ 石田厚子技術士事務所代表 東京電機大学情報環境学部特別専任教授 技術士(情報工学部門) 工学博士 ◎東京大学理学部数学科卒業後、日立製作所入社。コンパイラ作成のための治工具の開発からキャリアを始める。 5年後に日立を退職し、その後14年間に5回の転職を繰り返しながら、SEなどの経験を通じてITのスキルを身に着ける。その間、33歳で技術士(情報工学部門)取得  ◎1991年、ソフトウエア開発の生産性向上技術の必要性を訴えて日立製作所に経験者採用。生産技術の開発者、コンサルタントとして国内外にサービスを提供  ◎1999年 企画部門に異動し、ビジネス企画、経営品質、人材育成を担当。57歳で「高い顧客満足を得る商品開発への影響要因とその制御」論文で工学博士取得  ◎2007〜13年、日立コンサルティングでコンサルタント育成に従事。「技術者の市場価値を高める」ことを目的とした研修を社外に実施  ◎2013年 65歳で日立コンサルティングを定年退職し、石田厚子技術士事務所を開業。技術者の市場価値を高めるためのコンサルティングと研修を実施  ◎2014年 東京電機大学情報環境学部の特別専任教授に就任

会社を定年退職して4か月。 自営業とは言っているものの誰も信じていないようだ。 事業収入は微々たるもの。   いや、まだ仕込みの段階なので、来年になればきっと仕事が入るはず、とひとり呟く。 勤め人だった頃に戻り...

これからのビジネスを推進していくためにはプロデューサー的な人材が必要である、と言われて久しい。 そのような人材は、多くの専門家を集め、それらの人々の支援で目的を達成できることが求められる。 それこそ、リーダーシップを持つ...

イノベーションを実現するプロデューサー人材の育成について考え続けている。 この人材は、例えばものづくりのプロや統計学の専門家のような、ある分野での一流の人材というよりは、そういった人材を集め、彼らの力を借りて、ビジョンを...

8月に定年退職した会社では人材育成を担当していた。 そこで何年も言われていたのが、「プロデューサー人材」が必要であるということだった。 その要求は年ごとに高まっていたと思う。   しかし、プロデューサーの定義も...

65歳で定年退職して自営(自由)業となったら、大学の同窓会とか会社の部長研修同窓会とか、飲み会や旅行会への参加が増えた。 いずれも、男性ばかりの中の紅一点である。 みなさん、それなりに出世して、一般的な見方をすれば功成り...

デニス・ウェイトリーの『成功の心理学』(ダイヤモンド社)を読んだときから、自分の持っている能力をとことん追求して、それにより世の中に貢献できれば、成功者になれるのだと確信できた。 これを読む前、すなわち退職前には、本音の...

世の中にはどれほど多くの、売れる商品を世に出す秘訣について書いた本が出ているのだろう。 ある製品が爆発的に売れたのに対して、同種の製品が全く売れなかった、という対比させる例を示し、「こうだから売れたのだ」と分析してみせる...

3年ほど前に、人工衛星が撮影する画像をユーザーに提供する衛星画像のビジネスについて調べていた。 高額のコストをかけて撮影された画像を流通させるビジネスの規模が、あまりに小さいことに驚いた。 その後、3.11の東日本大震災...

※2013年11月に書かれた記事です。   先週、50年ぶりに袋田の滝に出かけた。 天気に恵まれ、紅葉も美しく、景色を堪能した。 その朝、上野駅から特急に乗るまでの時間に構内の書店でビジネス書を探した。 &nb...

近所の本屋に立ち寄り、ビジネス書のコーナー(狭い)をざっと眺めていたら、どこかで見たことのあるような表題の本が1冊、目に入った。 推薦をしているのが、東大の藤本隆宏教授である。 著者の名前をじっと眺めていて思い出した。 ...

10月に個人事務所を立ち上げた。 1ヶ月以上経って、初めて研修講師の仕事をした。 その報酬は来月末に入る。   要するに、3か月間無収入である。 何もしていないわけではない。   仕事を取るためにHP...

(※2013年11月に書かれた記事です。) 秋はイベントが多い。 著名人の講演が聴けるチャンスでもある。 その一つ、「Hitachi Innovation Forum 2013」に参加することができた。   講...