取引先工場の指導においては、相手のレベルによって進め方が変わること。 顧客クレームの多い中国工場に関しては、不良の流出防止を徹底してやることが重要であること。 そして、どのようにして流出防止を図るかについてここのところず...
中国の取引先指導をして行きついたのは、不良を外に出さない仕組みを作らせることでした。 そのための1つの柱は、工場管理の基本を徹底させることです。 もう1つの柱は、検査を機能させることです。 不良品が納入され...
前回は、異常を発見したときは不良品を大量に作ってしまう危険性があるという話をしました。 そこで、今回はその大量発生を防ぐことも含めて「異常発生時の処置ルール」について書くことにします。 ルールを決めなくては...
工場で生産をしていると普段見たことがないような不良が発生することが稀にあります。 このような不良は、危険信号と捉えていただきたい。 例えば検査工程では、通常とは違う不良発生傾向(不良項目や発生率・数など)があると、検査員...
先週は、8年ぶりにアモイ(厦門)に無料の工場診断で行きました。 アモイ空港は立派な空港でしたが、8年前がどうだったか覚えていないので、比較ができません。 訪問したところは、アモイの中で新しく造成した工業区のようでした。 ...
工程検査で見つけた不良、この不良品の処置を作業者、検査員全員が正しく行わないと顧客に流出することになってしまいます。 前回のブログでわたしは、工場監査の際に作業者や検査員にインタビューをする、しかも可能な限り多く聞く。 ...
工程検査で不良品を検出したのにその処置が徹底されずに良品に混じって顧客に渡ってしまう。 非常にもったいないことですが、中国工場ではこういうケースは少なくありません。 これに関して工場監査では次のような方法で確認していまし...
前回までに、識別管理について話をしました。 特に「ほとんど出来ているではダメで、100%の完璧を求める」ことが必要だと強調しました。 それは1,000個中1個出来ていないものがあると、その1個が不良流出につながってしまう...
工場基本管理(5S、識別管理、不良品の処置ルール、製品・部品の扱い)について書いています。 前回に続き識別管理についてです。 識別・表示、工場管理では当たり前のことですが、これに関しては徹底すること、100...
前回、取引先の工場で検査が有効に機能するにようにした後は、検出した不良品を間違って顧客に渡さないために工場の基本管理が大事だということを書きました。 工場の基本管理とは? 5S 識別管理(ものの識別、表示) 不良品の処置...
中国の取引先・仕入先に対する品質改善指導で思うようにいかないとご苦労されている方は多いと思います。 取引先の品質改善指導として実施していることと言えば、発生した不良の原因対策報告書内容の妥当性を判断して、その通り対策を実...
前回は、外観品質をよくするにはテクニカルに加えて、意識の部分が重要だと書きました。 話の発端は、弊社セミナー受講者からの相談でした。(受講者特典として、無料相談を実施しています。) では、どのように意識付け...