根本 隆吉

KPIマネジメント代表・チーフコンサルタント◎電機系メーカーにて技術部門、資材部門を経て香港・中国に駐在。現地においては、購入部材の品質管理責任者として購入部材仕入先品質指導及び品質改善指導。延べ100社に及ぶ仕入先工場の品質改善指導に奔走 ◎東京都/千葉県商工会連合会専門エキスパート(品質管理、製造業指導) GCS認定コーチ◎日本生産性本部経営アカデミー講師 名古屋外国語大学非常勤講師 セミナー/企業研修講師多数◎中国工場コンサルティング実績 日系中国工場品質改善及び管理体制の見直し(広東省)、中国企業品質管理体制の構築(福建省1社)、中国企業労務人事管理監査対応指導(パートナーコンサルタントと共同で実施:広東省1社)、米国D社の労務人事監査指摘事項への対応を指導、中国工場品質管理体制の構築(広東、大連など2社)、中国工場運営管理支援(広東1社)、外観検査の精度向上指導(広東1社)、中国生産委託先工場監査代行(広東1社) 国内工場管理の見直し及び製品コストダウン、外灯製造会社の5S指導、金属加工会社の品質管理・改善、生産性向上指導(1社)、金属加工会社の組織再構築、経営改革指導(1社)、板金塗装会社の5S指導(1社)、環境関連企業の新工場立ち上げ支援(1社)◎製造業向け社員研修実績 中国人管理者教育(広東、大連、厦門など3社)、コーチング研修(2社)、来日した中国企業スタッフ研修、中国赴任前研修(パソナ様)、若手社員向け中国工場の問題点と対処法(和歌山県工業技術センター様)、中国工場品質管理講座&異文化コミュニケーション(富士通テレコムネットワークス様)、仕入先様品質管理勉強会 テーマ:中国工場での品質管理の進め方(株式会社オートバックスセブン様)、中国への生産委託に伴う工程/品質管理のポイント(N社様、I社様) ◎著書 こうすれば失敗しない!中国工場の品質改善<虎の巻>(日刊工業新聞社)、雑誌「標準化と品質管理」2012年8月号特集記事執筆(日本規格協会)、外観検査の不良見逃し・ばらつき低減(技術情報協会・共同執筆)、通信教育講座「外観目視検査の進め方と留意点」担当講師(テキスト執筆、添削指導) ◎KPIマネジメント http://www.prestoimprove.com/index.html ブログ「中国工場での品質管理・品質改善」https://ameblo.jp/prestoimprove/

日本経済の右肩上がりの時代はとうに終わっているので、今後日本という国や企業が発展するには海外市場に活路を開く必要があるのは、言を俟ちません。 昨年までの超円高により生産の海外移転を進めていた企業も多いようです。 移転先は...

前回実施していない点検記録をISOのために偽装していたという話を書きました。 今回は、その続きです。 点検の目的は、機械の故障予防を含めた設備保全であるので、そのためにこの定期点検項目はやる必要があるのかないのかを聞いた...

ある日系工場ではそこそこ工場管理は出来ていましたが、不十分な点もあり顧客に不安を与えていました。 工場管理のあるべき姿を描き現状とのギャップを認識して、そのギャップを埋める作業を支援しました。 現状を把握するために工程ご...

前々回の当ブログで教育内容は、対象となる人たちや部門の役割を明確にすれば、おのずと決まってくると書きました。 前回のブログでは、理不尽な顧客要求に必死に対応していくが、工場の技術部スタッフの技量に問題があったというところ...

ある日系工場では、健康器具のメイン機能部分のパーツを生産していました。 工場は中規模だったので、日本人は営業畑出身の総経理1人だけでした。 業績はよかったのですが、顧客からのコストダウン要求は日々厳しさを増していました。...

以前セミナーである中小企業の海外進出に至る事例を聞く機会がありました。 中小企業ながらプロジェクトチームを作り十分な準備をして進めていたことが印象に残りました。 人の採用、幹部スタッフや現場のキーマンとなる科長・班長の採...

以前あるニュースの記事に広東省では100万人、上海地区では50万人の労働者が不足していると言うのを読んだ。 これは今に始まったことではなくリーマンショック以降、このような状況にある。 その背景は、内陸部でも働き口が見つか...

ある日系中国工場で品管部に投入可否を仰いでいた不具合材料について、総務部の中国人経理が投入指示をしたというのを前回書きました。 どうして品管部ではなく総務部経理に判断を仰ぐのか? 読者のみなさんもおかしいと思ったことでし...

ある日系工場での事例です。 最初の工程では布地シートを裁断加工しています。 布地シートを投入しようとしたところ表面の状態がよくなかったので班長が品管部に使用可否判断を求めました。 加工工程の班長は、ルールに従った正しい処...

前回の話は、中国工場の購買部で取引先に通知を出す必要があり、購買担当者に担当の取引先に通知をするように上位者から指示が出ました。 方法はFAXまたはメールのどちらでもよいということでした。 ほとんどの担当者がメールで取引...

「中国の作業者は何も知らない人たちと考えるくらいの覚悟が必要だ」 わたしが講師を務める中国工場セミナーでは、このことを最初に言います。 そんなことはわかっていると言う方も多いのですが、実際の行動が伴っていなっていないのが...

前回も書きましたが、顧客の工場監査は出来れば受けたくない。心情的には理解出来ます。 しかし、顧客がやると言ったらそれを拒むことはできません。 であるならば、ここは視点を変えて工場監査を受けることで、自社工場のレベルととも...