発生した不具合に対する取引先からの回答「原因を特定できません」だった。 あなたがこのような回答を受け取る側だった場合、これに対してどのような対応をしますか。 逆に、回答する側だったら、どのような判断をして原因不明の回答を...
駐在員時代は購入部材の品質管理を担当していましたので、多くの不具合と向き合い、その原因、そして対策を取引先と打合せ確認する日々でした。 たくさん発生する不具合の中には、どうしてもその原因が特定できない場合も出てきます。 ...
実は、今回問題となったこの部品、以前は日本でたくさん生産されていましたが、既に日本での生産はなくなっていました。 採算がとれないので中国に生産を移管し、さらに中国メーカーに生産が移っていました。 日本のメーカーにとっては...
駐在員だったころ、自社製品で顧客クレームが発生しました。 品管部の調査である部品の不具合が顧客クレームの原因であることがわかりました。 早速取引先に連絡し原因と対策の報告を求めました。 しかし、我々が納得できるような回答...
中国部材を使っていくには、購買部門だけが頑張ってもうまくいきません。 わたしの中国工場セミナーには、中国に自社工場はないが中国企業から部材や製品を調達している、会社の担当者の方も数多く参加いただいています。 そういう方は...
中国工場の品質問題というと自社中国工場の場合と、取引先である中国企業の品質問題のこともあります。 今回は、中国企業から調達する部材や製品を使いこなすために、必要な要素のひとつを考えてみます。 中国企業の部材・製品を購入し...
前回、仕入先の工場監査で50項目の問題点を指摘したスタッフがいたと書きました。 その工場が、こちらの要求するレベルになっていないと言うことなのですが、これを見たときにこの会社とよく今まで大きな問題もなく取引が出来ていたな...
中国駐在員時代は購入部材の品質責任者をしていたので、仕入先の工場監査は数多く行いました。 自分一人ですべての仕入先を回れる訳ではないので、他のスタッフ(日本人、中国人)に行ってもらうこともありました。 面白いことに、工場...
前回は、ある日系中国工場の洗浄機の洗浄液補充がしっかり出来ていたというところまで書きました。 その後、日本人駐在員との打ち合わせの席で、「洗浄機の洗浄液は割と減るものなのですね」と言うと、設備担当の日本人駐在員から「どう...
中国工場と日本工場の設備に関して何が違うのかと問われれば、 メンテナンスがきちんとできているか、いないかが一番の違いと答えます。 日本で使っていた設備や機械を中国に持っていってもなかなかうまく生産できないとか、同じ型の機...
治具のセッティングを誰がやるか、会社の決まりと実際の運用が違っていました。 これはお互いが思っている当たり前の違いが生む現象と言えます。 お互いに自分たちの当たり前で相手も行動していると考えてしまうのです。 こういう現象...
会社決まりでは、技術部が行うことになっていた治具セッティングを現場の班長が行ったことで、不良が発生したというところまで書きました。 どうして班長が治具のセッティングをしたのかを調査していくと意外なことがわかりました。 こ...