Shuichiro Yoshida

◎FRP Consultant 株式会社 代表取締役社長◎福井大学非常勤講師 ◎FRP(繊維強化プラスチック)を用いた製品の技術的課題解決、該関連業界への参入を検討、並びに該業界での事業拡大を検討する企業をサポートする技術コンサルティング企業代表。現在も国内外の研究開発最前線で先導、指示するなど、評論家ではない実践力を重視。複数の海外ジャーナルにFull paperを掲載させた高い専門性に裏付けられた技術サポートには定評がある。

何年も前、場合によっては何十年も前の“俺の時代”の話をクドクドとするのではなく、若手技術者には「今の君らの時代はどうだ」と訊いてみてください。 指導者が口にしがちな言葉 飲み会にしても、育成にしても、技術者指導者層の技術...

前回の記事では、「わからないと言えない技術者」を紹介しました。 本記事ではその対極にいる、 「わからない」としか言わない技術者 についての育成方法を考えてみたいと思います。 「わからない」としか言わない技術者の心理 「わ...

若手技術者育成において、「知っていることこそ正義」という専門性至上主義を捨てさせることが最初で最大の難関です。 この専門性至上主義を捨てさせるのに苦労する根本的原因の一つが、「わからない」と言えない技術者の性質です。 「...

技術者育成において、若手技術者の “モチベーションを上げる” にはどうしたらいいのでしょうか。 技術業務の基礎講座 技術者育成というと、あれも教え、これも教え、フォローして、と色々「~しなくては」...

若手技術者に対しては、可能な限り早い段階でチャンスを与えて “成功体験” をさせてください。これが自主性と実行力育成につながっていきます。 若手技術者にみられる「不器用な仮面」 最近の20代半ばま...

自分が専門でないところについては、社内外でその道の専門家の力をうまく活用することが重要です。 自分以外の専門家の力をかりる 若手技術者の育成においては、育成される若手技術者本人も、技術者を育成する側も「専門性」を身につけ...

技術者人材育成においては、時間は貴重である、という時間感覚を身につけさせることが重要です。 仕事については期限を決める、といったことはどこの企業でもできている印象です。しかし、内容に対してあまりにも無理なアウトプットを要...

若手技術者人材育成で「専門性」を重要視しているのであれば、それは間違いです。 技術者を育成する指導者層も「元・技術者」である場合が多いため、どうしても育成指針も専門性至上主義にとらわれてしまっています。   「...

技術者採用の段階で技術者を見極めることは、技術者人材育成において極めて重要です。 これは、入社してからじっくり時間をかけて育成するというより、可能な限り早く企業利益を生み出す技術者に引き上げる、というスピード感が世界中の...

何かを説明してもらうとき、どんな小さなことでもすぐに「資料を作って」と言っていませんか? 「資料を作って」がもたらすものとは 技術者に限ったことではありませんが、資料を作るほどの内容でなくても、 「資料を作って」 が口癖...

若手技術者を指示待ち技術者にしないためにはどうしたらいいのでしょうか。 「若手技術者にマニュアル人間が多く、自主的に動く技術者が育ってこない」 非常によく聞く技術者育成の悩みの一つですね。この様な悩みや問題の根幹にあるの...

優秀な若手技術者の実戦経験は一生の糧です。 専門性第一と考える、専門性至上主義にとらわれている技術者は、学歴が高いほど、そして学位が高いほど、若手技術者に“ぬるま湯”の「研究」をやらせてしまいます。 若いうちから、学生の...