Shuichiro Yoshida

◎FRP Consultant 株式会社 代表取締役社長◎福井大学非常勤講師 ◎FRP(繊維強化プラスチック)を用いた製品の技術的課題解決、該関連業界への参入を検討、並びに該業界での事業拡大を検討する企業をサポートする技術コンサルティング企業代表。現在も国内外の研究開発最前線で先導、指示するなど、評論家ではない実践力を重視。複数の海外ジャーナルにFull paperを掲載させた高い専門性に裏付けられた技術サポートには定評がある。

ものづくり企業において、最も大切な技術者の職種とは何か、と聞かれて即答できますでしょうか。 この目指すべき理想像の職種というのは、間違いなく「設計者」と答えるべきだと思います。では、もう一つの質問として設計者として必要な...

技術者指導者層である上司は、その右腕として客観的助言を与えられる専門家、技術コンサルタントを育成に活用してください。 若手技術者育成による上司の負担 専門職である技術者は、専門的知見を持っていることは大前提ですが、若手技...

出張を若手技術者に任せるとき、口頭で指示していませんか。ぜひ、「筆記」を活用することをお勧めします。 口頭指示の落とし穴 若手技術者に出張に一人で行ってもらい、さまざまな情報を収集し、場合によっては柔軟に現場で対応させる...

今日も一日頑張った、と思って時計を見た時間が21時、22時を過ぎていた、という日が続いていませんか。 日本は特にその傾向が強いのですが、技術者に限らず夜遅くまで仕事をするというスタイルが正義、という文化が醸成されているこ...

若手技術者は自分が専門家であるという自負のもと、ものごとを複雑に複雑にしていく習性があります。 何か一つのことを実験で確かめるために、いきなり実体に近い大がかりな治具を作って模擬することで、その事象を確かめるということを...

技術者は基本的に内にこもりがちな傾向があります。 これでは仕事内容も独りよがり、もしくは1組織に依存したやり方が多くなり、新しい技術が生まれにくい「ジリ貧」状態におちいりがちになります。 こうならないよう、早い段階で組織...

まだ経験が未熟な若手技術者に、多くの仕事、もしくは責任の重い仕事を振りすぎていないでしょうか。 過去の経験は脚色してしまいがち 技術者としてのスキルを上げるには、実務経験が第一というのは疑いのない事実です。 ところが、任...

部下の技術者の中には色々な叱責を、 「わかりました。すいませんでした。」と気持ちよく受け入れる者から、 「どうして、そんなことを言われなくてはいけないのですか?」という者まで色々です。 叱りやすい技術者と叱りにくい技術者...

報告書の提出はスムーズですか? 部下である若手技術者に何かの会議の出席を任せた時、出張を任せた時、そして開発業務を任せた時を想定してください。   それに対する、議事録、出張報告書、ある程度の開発の区切りでの技...

技術者指導者層の方々に質問です。部下のすべての打ち合わせや出張に同行・同席していませんか? 口出しをせずにやらせてみる 過去に大きな成功体験のある優秀な技術者ほど、部下の指導の際に、 「口出ししたくなる」 という気持ちが...

色々な技術者の方と話しているとよく聴く話があります。 「この評価試験は自分で行います」 「この加工は自分で行います」 「この試作は自分で行います」 試験や加工、そしてものづくりの試作など、技術者にとって現場作業というのは...

若手技術者の育成においては、対面による「口頭指導」だけではなく、その内容が書かれた活字を同時に理解させることが重要です。 過去の育成での失敗事例 過去の育成で大きな失敗をしたことがあります。 部下たちへの指示内容 ある部...