【失敗しない!中国ものづくり|第8回】20%は通じていない!?日本語通...

2019/4/11 ロジ

【失敗しない!中国ものづくり|第8回】20%は通じていない!?日本語通訳との会話

中国での不良品やトラブルの原因は60%日本人にあり』
  • 第2回:『中国人の「問題ない」に潜む3つの意味
  • 第3回:『勝手に変更される金型
  • 第4回:『「機能するから問題ない」の品質感覚
  • 第5回:『「専門学校を出ています」「検査するから問題ない」と言い切る中国人
  • 第6回:『市場で突然割れ始めた液晶モニターのリアカバー
  • 第7回:『市場で突然発生したスポット溶接剥離
  • 先回のコラムまでは「中国人の国民性と仕事の仕方」についてお伝えしましたが、今回からは「確実な会話と情報の出し方」についてお伝えします。今回はその中の「会話」についての内容です。

    中国人の日本語レベルを把握する3つの言葉

    私が日本語の堪能な中国人に対して、日本語レベルを確認するために必ずといっていいほど質問することがあります。それは「しょっちゅう」と「やっかい」、「輪ゴム」の意味を知っていますか、というものです。

    私の経験によると、普通の会話では全く問題なく日本語で話せる中国人であっても、これら3つの言葉の意味を全部知っている中国人は100人中に5人程度しかいません。これらの言葉は、私たち日本人にとってはとても簡単な日本語です。では、なぜ中国人はこれらの言葉を知らないのでしょうか。答えは後半にお伝えするとして、その前に次の3つのエピソードをお伝えしたいと思います。

    図1 日本語の堪能な中国人でも分からない、簡単な日本の言葉

    図2 「反っている」がなかなか中国人に通じない


    図3 曖昧な日本語で話す日本人

    図4 子供に対して分かりやすく話すお母さん

    https://roji.global/korona-kennshu2/

    ───────────────────────────────────


    ソニー(株)に29年間在籍し、メカ設計者としてモニターやプロジェクター、プリンターの合計15モデルの商品化を行う。ソニー退職直前には駐在を含み7年間わたって中国でのモノづくりに携わり、約30社の中国メーカーで現地部品の立ち上げと、それに伴う製造現場の品質指導を行う。このときに、中国で発生する不良品やトラブルの60%は日本人の設計者に原因があることが分かり、その対応方法を広く伝えるべくソニーを退社し、2017年に「中国不良ゼロ設計相談所」ロジを設立する。 専門領域:CAD設計、商品化技術ノウハウ、冷却技術、防塵技術、部品メーカー品質指導ノウハウ、中国メーカーとのコミュニケーションノウハウ