『回転機械』の記事一覧 : 42件

前回は回転モニタの信号処理の流れと入力センサに関して説明しましたが、今回は振動モニタや変位モニタにはない、回転モニタ特有のパルス整形回路のヒステリシス設定や、オートトリガとマニュアルトリガの違いと特徴等について説明します...

これまで回転機械の状態監視モニタとして、振動、スラスト、偏心、伸び差に関して説明してきましたが、今回は回転数を計測する回転モニタについて説明します。 信号処理の流れ 回転モニタにおいて、回転数に比例した周波数のパルス状信...

今回は前回に引続き伸び差モニタに関する説明ですが、「単センサ方式」「相補伸び差方式」「ランプ伸び差方式」のそれぞれの違いと特徴について説明します。 伸び差演算方式 伸び差計測においては、通常±1mmの軸位置計測に比べ非常...

前回の偏心計測と同様、今回もTSI(タービン監視計器)特有の監視項目の1つである、蒸気タービンのロータとケーシングの相対的な伸びの差である「伸び差」の計測に関して説明します。 伸び差計測とは タービンロータはスラストベア...

2010年2月号でも提示しましたが、TSI(タービン監視計器)の監視項目には何があるのか概要を表2に示します。 今回はTSI特有の監視項目の中から「偏心計測」に関してもう少し詳しく説明します。 偏心計測とは 図4は発電タ...

前号、前々号は振動モニタに関して説明しましたが、今回は軸位置監視用に使用されるスラストモニタ(軸位置モニタ)に関して説明します。 このスラストモニタの信号処理の流れと機能を理解することで、変位測定系の他のモニタ、例えば伸...

前号で振動モニタのおおよその機能と処理の流れを理解していただけるよう、非接触変位センサを入力とする軸振動モニタを例にとって、そのブロック図と各部分の機能を説明しましたが、今回は、その他のセンサを入力とする振動モニタに関し...

これまで、振動センサおよび関連する技術に関して説明してきましたが、今回から数回に渡り状態監視モニタに関して説明します。 まず今回は大型回転機械の状態監視モニタの中で最も多く利用される軸振動モニタの働きに関して説明します。...

機械振動とは、『機械系の運動または、変位を表す量の大きさが、ある平均値または基準値よりも大きい状態と小さい状態とを交互に繰り返す時間的変位』と定義されます。 その振動を測定して表現する場合、「変位」、「速度」、「加速度」...

機械振動とは、『機械系の運動または、変位を表す量の大きさが、ある平均値または基準値よりも大きい状態と小さい状態とを交互に繰り返す時間的変化』と定義されます。 その振動を測定して表現する場合、「変位」「速度」「加速度」の三...

渦電流方式以外の原理で回転機械の振動監視に適用されるセンサとして、前回は動電型振動センサについて説明しましたが、今回は圧電型振動センサについて説明します。 圧電型振動センサ 圧電型振動センサは圧電素子のもつ圧電効果を利用...

これまで回転機械の軸振動や軸位置計測用途として使用される渦電流式変位センサに関して述べてきましたが、今回は渦電流方式以外の原理で回転機械の振動監視に適用されるセンサについて説明します。 主な振動センサの方式と測定パラメー...