dotstudio、生成AI×IoTワークショップを岩手大学・日立アカデミーと共同開催 〜学生がRAG技術や電子工作を2日間で体験〜
この記事の内容をまとめると…
- 「生成AI × IoT ワークショップ」を三者共同で開催
- 会話型AI開発から電子工作まで、2日間で実施
- 学生によるプロトタイプ制作やRAG技術も体験
オンラインとオフライン、ソフトとハードを融合した体験型研修「生成AI × IoT ワークショップ」が、プロトアウトスタジオ、日立アカデミー、岩手大学の三者共同により開催された。会話型AI開発から電子工作までを短期間で体験し、受講生が自らの発想を形にする内容となった。
ワークショップ詳細
本ワークショップは、生成AIやノーコードツールを活用したアプリ開発、電子工作、アイデアワークを通じて、実践的に学ぶ2日間のカリキュラムである。初日は、ノーコードで会話型AIを構築できる「miibo」を活用し、LINE Botを使ったアプリ開発を実施。2日目には、電子工作を学び、物理的な世界でのモノづくりやアイデア出しの可能性を広げ、ノーコードで開発し3時間ほどの時間で制作を行った。受講生は、こたつから出られない問題を解決するための距離に応じて音階が変化するプロトタイプや、物の紛失防止を目的としたLEDとLINE通知機能付きの装置などを制作。実用的な課題解決をテーマに、自らの生活に根ざした発想を具現化した。
また、RAG(Retrieval-augmented generation)と呼ばれる外部情報を用いた生成AIの精度向上技術にも触れる機会があり、完全な未経験者が短期間で技術的応用まで体験する内容となった。
授業では、身近な課題を起点にアイデアを出し、Node-RED、obniz、GitHubなど多様なツールや技術に触れながらアイデアを展開。サークル活動やアルバイトなど、学生自身の生活から発想したプロトタイプを制作することで、実践的かつ主体的な学びを実現した。
その他
本研修は、岩手大学の学生5名と教員1名を対象に、2025年1月から2月にかけて、オンラインおよびオフライン形式で実施された。講師はプロトアウトスタジオおよび日立アカデミーが担当し、岩手県AI人材育成連携推進事業の一環として実施されたものである。