三菱電機、３次元モデルＡＲを使った保守点検作業支援技術 ウェアラブル端末で点検ミス抑制

三菱電機は、ウエアラブル端末を活用して、AR（拡張現実）表示による点検手順の確認とハンズフリーでの点検結果の音声入力ができる「3次元モデルＡＲを用いた保守点検作業支援技術」を開発した。騒音が大きい作業現場でも高精度に音声での点検結果の記録ができ、水処理プラントやビルの電気設備など、さまざまな現場での作業員の負荷軽減や点検ミスが抑制できる。

同システムは、ＡＲ表示で点検手順が直感的に理解でき、作業負荷を軽減。作業者（カメラ）と点検対象の距離に応じて、複数機器の点検順序と各機器の点検項目のＡＲ表示を自動で切り替え、直感的な点検作業を実現する。
　３次元センサー搭載のタブレットＰＣによる撮影だけで点検対象の３次元モデルを構築。点検手順との関連付けも一括で実行し、ＡＲ表示と連動した音声対話で点検結果を正確に入力し、点検ミスを抑制できる。また点検手順データベースから音声対話手順を自動生成することでＡＲ表示と連動した音声対話ができ、正確な点検結果の入力を実現。不明確な入力や点検漏れに対してシステムが再入力を促すことで、点検ミスを抑制する。

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