OPC UA、TSNでフィールドまで拡大。産業ネットワークの本命へ

OPC UA、TSNでフィールドまで拡大。産業ネットワークの本命へ

OPC UA FoundationはOPC UAとTSNについて、「OPC UA including TSN」としてフィールドレベルまで拡大し、産業オートメーションへ普及を進めていくと発表した。

2カ月以内にワーキンググループを立ち上げ、フィールド機器の通信機能に焦点を当て、次世代アーキテクチャと機器メーカーができるだけ簡単に採用できる汎用モデルを開発する。

IOやモーションコントロール、安全性、システム冗長性などのアプリケーションプロファイルの調和と標準化や、デバイス記述やオンライン診断などOPC UA情報モデルのフィールド・レベル・デバイスの標準化、リアルタイム操作に関するアプリケーションプロファイルのマッピング、認証手続きの定義を策定する。また広くデバイスを構築できるようにするため、テストシナリオや認証手続きを含めた、標準化文書を作成し、公開する予定となっている。

 

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参加を表明したのは、制御機器や通信機器、半導体を含めた22社。

ABB、ベッコフ、ボッシュ・レックスロス、B&R、シスコ、ヒルシャー、ヒルシュマン、ファーウェイ、インテル、kalycito、KUKA、三菱電機、モレックス、オムロン、フエニックス・コンタクト、ピルツ、ロックウェル・オートメーション、シュナイダー・エレクトリック、シーメンス、TTテック、ワゴ、横河電機。

世界中の主要なプレイヤーが参画することとなり、産業ネットワークの事実上の標準となる可能性が高まった。

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▲世界の主要メーカーが参画

出典:OPC Foundation「Major Automation Industry Players join OPC UA including TSN initiative」


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。