IoTが体験できるホステル、福岡に誕生

IoTが体験できるホステル、福岡に誕生

and factory(東京都渋谷区、 代表取締役CEO:小原崇幹)は、 BIJ(東京都渋谷区、 代表取締役:木地貴雄)と共に、 日本初となるIoT体験型宿泊施設であるスマートホステル「&AND HOSTEL」を8月19日に福岡市(福岡県福岡市博多区上川端町10-5)に開業した。

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「&AND HOSTEL」は11種もの最先端IoTデバイスを1ヶ所に集結させた 「日本初のスマートホステル」 。 近未来のIoTルームを設置することにより部屋自体がエンターテイメント空間となり、 宿泊体験を観光目的の一つとして楽しむことができる。 また、 「&AND HOSTEL」 は単なる宿泊施設としてだけではなく、 以下の3つの価値を創造する日本初のユニークな《場》となっている。

◆1)日本のIoT技術力を世界へ発信するプレゼンテーションの場
IoT領域には様々な企業の参入が相次いでいるが、 いま現在IoT体験機会は少なく、 そのメリットを実感しているユーザーは多くない。 同施設ではすぐそこまで来ている「近未来のIoT」体験を観光資源として発信することでIoT社会の認知普及推進を図る。 国家戦略特区として、 またアジアの玄関口として「グローバル創業都市」への成長を目指す福岡から、 国内外の旅行者に日本のIoT技術をアピールする。

◆2)IoTデバイスの技術開発/実証実験の場
「&AND HOSTEL」をIoT技術開発のテストマーケティングの場として活用し、 参画メーカー各社に宿泊期間で得られたユーザーデータをフィードバックする。

採用デバイス及び技術協力社は以下の通り(2016年8月開業時 ※順不同)
・iRemocon / 株式会社グラモ
 スマホやタブレットと連携できるネットワーク接続型の高機能学習リモコン
・Atmoph Window / アトモフ株式会社
 部屋にいながら世界の美しい風景が広がる新しいデジタル窓
・Qrio Smart Lock / Qrio株式会社
 世界最小の接地面積で様々な条件のドアに取り付けられるスマートキー
・SmartEyeglass / ソニー株式会社
 視線を大きく変えることなくハンズフリーで様々な情報を取得できる透過式メガネ型端末
・AR技術協力 / 株式会社ディー・エム・ピー
 SmartEyeGlassを使用した福岡観光ガイドをディー・エム・ピー社と連携し、 開発を推進
・スマート宅配BOX(R) / 株式会社エスキュービズム・テクノロジー
 ボックスにアプリをかざすだけで鍵の開閉ができるスマートな宅配ボックス
・Sleepion / ティ・アール・エイ株式会社
 光・香り・音という3要素により使用者の睡眠をマネジメントする世界初の製品
・Philips Hue / フィリップス ライティング ジャパン合同会社
 スマホを使い、 調光や1600万色以上もの調色ができるスマートLED照明。 タイマーを使えば光の目覚ましにも
・ヒューマンビジョンコンポ(HVC-C2W)/オムロン株式会社
・PlugAir /  Beatrobo,Inc.
 イヤホンジャックを通して様々なコンテンツを楽しむガジェットアプリです。
・BOCCO / ユカイ工学株式会社
 スマートフォンのアプリと連動し気軽にメッセージのやり取りが出来るロボット
・MESH  /  ソニー株式会社
 様々なブロック型センサーとアプリにより、 IoTの仕組みをカンタンに自分で作ることが可能。

3)IoTプラットフォーム構築の研究/改善の場
現状、 IoTデバイスを動かすアプリは各々専用アプリが必要となる。 「&AND HOSTEL」では、 採用デバイスの横断的なプラットフォームとして「&IoTプラットフォームアプリ」を開発。 「&IoTプラットフォームアプリ」ひとつで、 客室の至るところに設置してあるデバイスの操作が可能。

開業時、 本アプリで実施できる内容は以下の通り
・スマートロック/スマートライト操作
・テレビ、 エアコン、 空気清浄機、 照明の操作
・ルームサービスの手配
・起床環境の設定
     設定時間に部屋の複数のデバイス(Bocco 、 Hue、 テレビ)が起動し、 快適な目覚めを届ける
・入眠環境の設定
     設定した時間にお部屋の複数のデバイス(Sleepion、 Hue 、 Curio、 Hue、 Bocco、 空気清浄機)が起動し、 心地よい眠りに誘う
・スマートアイグラスを使ったAR「福岡観光」体験の予約

出典:&AND HOSTEL概要公式HP


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。