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HIOKI、ワイヤレスアダプタ『Z3210』に対応したクランプ接地抵抗計『FT6380-50』、絶縁抵抗計『IR4052-50』『IR4052-51』を発売

日置電機株式会社はワイヤレスアダプタ『Z3210』対応品のラインアップとして新たにクランプ接地抵抗計『FT6380-50』と、絶縁抵抗計『IR4052-50』『IR4052-51』を発売した。電気設備の竣工検査、定期検査で測定からレポート作成までの一連の作業を転記ミスなく現場で行えるため、作業負担の軽減や作業時間の削減に貢献するとのこと。

HIOKI、ワイヤレスアダプタ『Z3210』に対応したクランプ接地抵抗計『FT6380-50』と絶縁抵抗計『IR4052-50』『IR4052-51』を発売 HIOKI、ワイヤレスアダプタ『Z3210』に対応したクランプ接地抵抗計『FT6380-50』と絶縁抵抗計『IR4052-50』『IR4052-51』を発売 HIOKI、ワイヤレスアダプタ『Z3210』に対応したクランプ接地抵抗計『FT6380-50』と絶縁抵抗計『IR4052-50』『IR4052-51』を発売

ワイヤレスアダプタ『Z3210』について

ワイヤレスアダプタ『Z3210』は測定器に装着することで、スマートフォンやタブレットとBluetooth®無線通信を可能にするオプション品。測定データをユーザー所有のExcel® 帳票に直接入力したり(※)、同社の無償アプリケーション『GENNECT Cross(ジェネクトクロス)』を用いて、端末に取り込んだ測定現場の写真や工事図面上に測定結果を記録できる。
※Excel®帳票への直接入力機能は2021年に『Z3210』へ搭載予定。

開発の背景

現在同社では電気工事士、管理技術者などが行う電気設備の検査業務を効率化し、作業者の働き方改革を支援するためBluetooth®無線通信に対応した現場測定器のラインアップを拡充させている。
両機種とも従来機からBluetooth®無線通信に対応していたが、さらなる利便性と他の『GENNECT Cross』対応機種との連携強化のため、リニューアルを行った。

『Z3210』装着時の特長

1. 測定値をExcel®帳票に直接入力

Excel®帳票に測定値を直接入力できる。Excel®ファイルを開き、測定値を入力したいセルを選択した状態で測定器のホールドボタンを押すと選択したセルに測定値が入力される。これは、ユーザー所有の専用フォーマットを使用している場合に役立つ。
特に絶縁抵抗計は測定箇所が多いため、直接所定のExcel®帳票に記載できることにより、作業現場で紙に記録し、その後パソコンで報告書作成を行う手間が省くことができ、作業の効率化に繋がる。

HIOKI、ワイヤレスアダプタ『Z3210』に対応したクランプ接地抵抗計『FT6380-50』と絶縁抵抗計『IR4052-50』『IR4052-51』を発売

2. 無償アプリケーション『GENNECT Cross』で簡単データ管理

測定結果の確認、管理、レポート作成が可能。端末に取り込んだ測定現場の写真や工事図面上に測定結果を転送入力、手書きでメモを書き込むなど、現場でスムーズにデータを管理できる。また、地図と連携することもできる。
従来のクランプ接地抵抗計は他のBluetooth®無線通信対応品と互換性がない専用のアプリケーション(AndroidTMのみ)を使用していた。今回のリニューアルにより共通のアプリケーションである『GENNECT Cross』に接続できるため、他の『GENNECT Cross』対応機種の測定値と一緒にレポート管理が可能になる。さらに、iOS端末の使用も可能になり、利用端末の幅が広がった。

HIOKI、ワイヤレスアダプタ『Z3210』に対応したクランプ接地抵抗計『FT6380-50』と絶縁抵抗計『IR4052-50』『IR4052-51』を発売

『FT6380-50』特長

感電や火災事故を防ぐために不可欠な接地(アース)がとれているか確認するために接地抵抗を測定する。クランプ接地抵抗計は接地線をはさむだけで貯蔵庫や送電鉄塔、避雷針などの多重接地の接地抵抗が簡単に測定できる。

1.コンパクトセンサーで作業効率を向上

狭いスペースをはさみこめる20mm幅の薄型のセンサーで、接地線が取り付けられた狭い隙間でも測定できる。

2.クランプセンサの握り部分を大きくしたことで、作業も容易に

センサーを開く握り部分を大きくし、2本の指で開けるように設計されている。軽い握りで容易に作業できる。

HIOKI、ワイヤレスアダプタ『Z3210』に対応したクランプ接地抵抗計『FT6380-50』と絶縁抵抗計『IR4052-50』『IR4052-51』を発売

『IR4052-50』『IR4052-51』特長

絶縁抵抗計は工場やビルなどで使用される電気機器・部品、および電気施設の長期に渡る使用において絶縁劣化による感電や漏電などの危険性を予防するために使用する。

1.光と音で判定結果をお知らせ

任意で設定した基準値に対し良否を判定する。測定値が基準値に満たない場合、FAIL(否)と判定し、測定器画面の赤色点灯とブザー音で知らせる。

HIOKI、ワイヤレスアダプタ『Z3210』に対応したクランプ接地抵抗計『FT6380-50』と絶縁抵抗計『IR4052-50』『IR4052-51』を発売

2.スイッチ付きリードで作業効率向上

『IR4052-51』はスイッチ付きリードセット『L9788-11』が付属している。スイッチ付きリードには手元を照らすLEDライトがついており、暗所での作業に役立つ。さらに測定開始スイッチや任意で設定した基準値に対しての良否判定を色で知らせるなど、測定器本体を操作・確認せずに作業できるため効率が上がる。

HIOKI、ワイヤレスアダプタ『Z3210』に対応したクランプ接地抵抗計『FT6380-50』と絶縁抵抗計『IR4052-50』『IR4052-51』を発売

価格(税込)

  • クランプ接地抵抗計『FT6380-50』:143,000円
  • 絶縁抵抗計『IR4052-50』:42,900円(テストリード『L9787』付属)
  • 絶縁抵抗計『IR4052-51』:47,300円(スイッチ付きリードセット『L9788-11』付属)
  • ワイヤレスアダプタ『Z3210』:13,200円(オプション)

年間販売目標台数(国内外)

  • 『FT6380-50』3,000台
  • 『IR4052-50』『IR4052-51』8,000台

アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。