FDK 新モジュール開発 高性能・高効率を維持

FDK 新モジュール開発 高性能・高効率を維持

FDKは、12V/24V/48Vのワイドレンジの入力に対応した1/16-Brickサイズの絶縁タイプDC-DCパワーモジュール「FPKR40S01205」を開発し、サンプル出荷を開始した。

今回開発した新モジュールは、入力電圧DC9.6V~72Vで動作し、各種バッテリやインフラ等の入力電圧に幅広く対応することにより、複数の入力電圧の機器におけるパワーモジュールの共通化を可能にする。

また、12V/5Aの最大60W出力が可能で、業界標準の1/16-Brick(33.02ミリ×22.86ミリ)に準拠。高さを最長7.2ミリと低背のSMT実装タイプにすることで、12V/24V/48Vの入力電圧に対応した絶縁タイプのDC-DCパワーモジュールで世界最小クラスを実現しているうえ、制御基板のスルーホールが不要になることから、機器本体の小型化を実現する。

さらに、4kVと極めて優れた入出力間の絶縁耐電圧性能を有しており、過電流、過電圧、過熱の各種保護機能と併せて機器の安全性向上に貢献。

その他、リモートON/OFF、出力電圧可変(DC12V10%)機能内蔵、製品ごとにシリアル番号を付したフルトレーサビリティおよびRoHS指令に対応している。

高温環境下においても高性能・高効率を維持する特長を有することから、高信頼性を要求される各種産業用機器、通信機器、情報機器、バッテリ機器など幅広いアプリケーションで使用できる。

出典:FDK「産業機器の制御基板などに最適なワイドレンジ入力に対応した絶縁タイプDC-DCパワーモジュール『FPKR40S01205』を開発、サンプル出荷開始」


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。