Edgecrossコンソーシアム 基本ソフトウエアなど販売開始 会員数140社を突破
Edgecrossコンソーシアム(東京都港区、金井正一代表理事)は、エッジコンピューティング領域のソフトウエアプラットフォーム「Edgecross」に対応した基本ソフトウエア、アプリケーションソフトフェア、データコレクタ合わせて17商品を5月8日から発売した。また、動作確認済みの11メーカーの産業用PCも公表した。
同時に、同ソフトウエアの販売やコンソーシアム会員の「Edgecross」対応製品の販売支援を行う「Edgecrossマーケットプレイス」も開設した。基本ソフトウエアの価格は、1ライセンス品が9万8000円、5ライセンス品が24万円、10ライセンス品が45万円。
FAとITを協調させるエッジコンピューティングの普及推進を目的にする同コンソーシアムは2017年11月29日に設立。18年2月に一般社団法人へ移行し、会員は140社を超え、発足時から約2.8倍に増えている。今後マーケティング部会を中心に活動を強め、18年度中に200社まで増やし、22年度には1000社を目指すとともに、海外にも展開を検討しており、18年度中には拠点を開設する予定。さらに、18年度中にはEdgecrossユースケースも構築する。
テクニカル部会では、Edgecrossの標準化・デファクト化を進めるために、国内外の関連団体とも連携を強め、オープンな活動を進めていく。
今回発売した基本ソフトウエアは、生産現場から連続的に発生するリアルタイムデータを、エッジアプリケーションが扱いやすいように動作サイクル等の意味のある単位にまとめたり、スケーリング等データ加工を行ったりしたうえで、必要なタイミングで配信。また、エッジアプリケーションの診断結果を生産現場にフィードバックすることもできる。
なお、Edgecrossマーケットプレイスは、コンソーシアム会員でなくても購入可能。サービスの提供は日本限定で、海外からも閲覧のみ可能。
今後は、6月13日に会員フォーラムを開催するほか、6月22日からの設計製造ソリューション展をはじめ、9月の米・IMTS展、中国・上海工業博覧会、11月のJIMTOFに出展を予定している。