前回は、中国工場における使用部材の変遷について話をしました。 最初は、日本から送り込む。次に、日系中国工場から調達。さらに、台湾・香港・韓国系中国工場から調達そして、中国企業からの調達にたどり着く。その中国...
日本から中国への工場進出が今もなお増えています。その時に考えて欲しいのが、日本の本社に利益が出る仕組みを作ることです。日本に利益が還流すれば、生産は中国に移ってしまうが、それ以外の機能を日本に残すことができます。 さて今...
前回はある日系中国工場で、機械が故障したときの対応に問題があるという話をしました。今回は、その続きを書きたいと思います。 この工場で問題だったのは、機械が故障したときの対応に計画性がまったくないことでした。...
前回に引き続いて設備管理の話をしたいと思います。 ある日系の中国工場では主要製品の1つを2台の機械を使って生産していました。ある時その内の1台が故障したとの報告がありました。その機械を使って生産している製品...
「中国工場・品質管理セミナー」では、終了後参考になったことを受講者に書いていただいています。その中に「設備管理も大切な要素であることがわかった」と書いて下さる方が毎回います。 その方たちもいい加減にしてきた...
思うように動いてくれない中国企業に手を焼いている日系企業は多いですね。実際にかつて中国企業から調達している材料の品質が悪く、その会社の製品品質に影響が出て問題となった取引先と打合せしたときに、取引先の日本人品質管理担当者...
以前実施した中国工場の品質改善セミナーで標題に関係するコメントいただいたので紹介します。 中国と付き合う上で「あきらめたら終わり」という指摘が印象に残った。普段より改善や向上が進まないことが、人や品質面でよ...
前回、日系中国工場の品質向上ない要因のひとつに駐在している日本人が問題点を正しく掴んでいないことがあるということを書きました。問題点を正しく掴んでいないのであるから、根本的な対策をとることは当然できません。表面的な対応に...
日系中国工場の品質が向上しないのはなぜかと考えた時に要因はたくさん出てくるはずです。その中で一番大きなものは、自分の工場の問題点は何か、どこに問題があるかを掴んでいないことではないだろうか。 誰が掴んでいな...
前回、取引先に対しては先ず不良品を外にださない仕組みを作るようにしてきたとの話をしました。そのためには、不良品を発見したときにどのような処置をするか、きちんとルールが決まっていて全員がそのルール通りにやっているかが大事な...
前回まで3回にわたって「5S」のうち最初の「3S」が重要であり、それに取組んだことを紹介しました。そして、汚い工場でよい製品は作れないことを取引先に認識してもらうことが先ず大事だという話をしました。 引き続...
前回、前々回で、5Sだけど実際にやったのは3Sという話をしました。先ずは、「汚い工場でよい製品は作れない」との認識を持ってもらうこと。そのための清掃を徹底してやる。 整理では、現場に余計なものを置かない。整...