工場の問題点を正しく認識しているか??(その2)

工場の問題点を正しく認識しているか??(その2)

前回、日系中国工場の品質向上ない要因のひとつに駐在している日本人が問題点を正しく掴んでいないことがあるということを書きました。問題点を正しく掴んでいないのであるから、根本的な対策をとることは当然できません。表面的な対応に終始すること
になります。

 
特に利益の出ている工場ではその傾向が強いようです。そこそこの利益が出ているので、敢えて大きな改善や改革には踏み出さずに表面的な問題の対応で済ますのです。例えば、顧客クレームの件数だけを減らすことに注力するなど。

 
自分の赴任中に大きな問題が起きることなく無難に過ぎれば、それでよいというスタンスですね。

 
逆に利益の出ていない工場の場合は違います。利益を出すために問題点を潰す必要があり、真剣に何が問題か、そして問題点の所在を探して把握することに必死になります。真の問題点がわかれば、対策が打てます。時間はかかるかもしれませんが、必ず結果となって現れる時がきます。

 
常に問題意識を持つことが大事ですね。その意識を持つことで、最初はちょっとした問題に気が付くようになり、次第に大きな本質的な問題に目が行くようになります。

 
もう一つ言えることは、自社工場の当たり前を疑ってみることです。自分たちにとって当たり前のことが実は違っていた、なんてことはよくあることです。次回はそんな事例を紹介しようと思います。

 
出典:中国工場での品質管理・品質改善


KPIマネジメント代表・チーフコンサルタント◎電機系メーカーにて技術部門、資材部門を経て香港・中国に駐在。現地においては、購入部材の品質管理責任者として購入部材仕入先品質指導及び品質改善指導。延べ100社に及ぶ仕入先工場の品質改善指導に奔走 ◎東京都/千葉県商工会連合会専門エキスパート(品質管理、製造業指導) GCS認定コーチ◎日本生産性本部経営アカデミー講師 名古屋外国語大学非常勤講師 セミナー/企業研修講師多数◎中国工場コンサルティング実績 日系中国工場品質改善及び管理体制の見直し(広東省)、中国企業品質管理体制の構築(福建省1社)、中国企業労務人事管理監査対応指導(パートナーコンサルタントと共同で実施:広東省1社)、米国D社の労務人事監査指摘事項への対応を指導、中国工場品質管理体制の構築(広東、大連など2社)、中国工場運営管理支援(広東1社)、外観検査の精度向上指導(広東1社)、中国生産委託先工場監査代行(広東1社) 国内工場管理の見直し及び製品コストダウン、外灯製造会社の5S指導、金属加工会社の品質管理・改善、生産性向上指導(1社)、金属加工会社の組織再構築、経営改革指導(1社)、板金塗装会社の5S指導(1社)、環境関連企業の新工場立ち上げ支援(1社)◎製造業向け社員研修実績 中国人管理者教育(広東、大連、厦門など3社)、コーチング研修(2社)、来日した中国企業スタッフ研修、中国赴任前研修(パソナ様)、若手社員向け中国工場の問題点と対処法(和歌山県工業技術センター様)、中国工場品質管理講座&異文化コミュニケーション(富士通テレコムネットワークス様)、仕入先様品質管理勉強会 テーマ:中国工場での品質管理の進め方(株式会社オートバックスセブン様)、中国への生産委託に伴う工程/品質管理のポイント(N社様、I社様) ◎著書 こうすれば失敗しない!中国工場の品質改善<虎の巻>(日刊工業新聞社)、雑誌「標準化と品質管理」2012年8月号特集記事執筆(日本規格協会)、外観検査の不良見逃し・ばらつき低減(技術情報協会・共同執筆)、通信教育講座「外観目視検査の進め方と留意点」担当講師(テキスト執筆、添削指導) ◎KPIマネジメント http://www.prestoimprove.com/index.html ブログ「中国工場での品質管理・品質改善」https://ameblo.jp/prestoimprove/