日本経済の右肩上がりの時代はとうに終わっているので、今後日本という国や企業が発展するには海外市場に活路を開く必要があるのは、言を俟ちません。 昨年までの超円高により生産の海外移転を進めていた企業も多いようです。 移転先は...
前回実施していない点検記録をISOのために偽装していたという話を書きました。 今回は、その続きです。 点検の目的は、機械の故障予防を含めた設備保全であるので、そのためにこの定期点検項目はやる必要があるのかないのかを聞いた...
ある日系工場ではそこそこ工場管理は出来ていましたが、不十分な点もあり顧客に不安を与えていました。 工場管理のあるべき姿を描き現状とのギャップを認識して、そのギャップを埋める作業を支援しました。 現状を把握するために工程ご...
前々回の当ブログで教育内容は、対象となる人たちや部門の役割を明確にすれば、おのずと決まってくると書きました。 前回のブログでは、理不尽な顧客要求に必死に対応していくが、工場の技術部スタッフの技量に問題があったというところ...
ある日系工場では、健康器具のメイン機能部分のパーツを生産していました。 工場は中規模だったので、日本人は営業畑出身の総経理1人だけでした。 業績はよかったのですが、顧客からのコストダウン要求は日々厳しさを増していました。...
以前セミナーである中小企業の海外進出に至る事例を聞く機会がありました。 中小企業ながらプロジェクトチームを作り十分な準備をして進めていたことが印象に残りました。 人の採用、幹部スタッフや現場のキーマンとなる科長・班長の採...
以前あるニュースの記事に広東省では100万人、上海地区では50万人の労働者が不足していると言うのを読んだ。 これは今に始まったことではなくリーマンショック以降、このような状況にある。 その背景は、内陸部でも働き口が見つか...
ある日系中国工場で品管部に投入可否を仰いでいた不具合材料について、総務部の中国人経理が投入指示をしたというのを前回書きました。 どうして品管部ではなく総務部経理に判断を仰ぐのか? 読者のみなさんもおかしいと思ったことでし...
ある日系工場での事例です。 最初の工程では布地シートを裁断加工しています。 布地シートを投入しようとしたところ表面の状態がよくなかったので班長が品管部に使用可否判断を求めました。 加工工程の班長は、ルールに従った正しい処...
前回の話は、中国工場の購買部で取引先に通知を出す必要があり、購買担当者に担当の取引先に通知をするように上位者から指示が出ました。 方法はFAXまたはメールのどちらでもよいということでした。 ほとんどの担当者がメールで取引...
「中国の作業者は何も知らない人たちと考えるくらいの覚悟が必要だ」 わたしが講師を務める中国工場セミナーでは、このことを最初に言います。 そんなことはわかっていると言う方も多いのですが、実際の行動が伴っていなっていないのが...
前回も書きましたが、顧客の工場監査は出来れば受けたくない。心情的には理解出来ます。 しかし、顧客がやると言ったらそれを拒むことはできません。 であるならば、ここは視点を変えて工場監査を受けることで、自社工場のレベルととも...