コンサルタントの改善日記【10】
私の改善会ではしばしばKZ法という全体最適の活動を実行します。Kは改善、Zは全体のイニシャルです。
つい先日は、チェーンソーのガイドバーやヘッジトリマーを作っている兵庫県三木市の末廣精工(株)の改善会で、社長を筆頭に会社の全部門の皆さんが参加してプレス職場にてKZ法を実行しました。
プレス職場の方はもちろん、他の工程の管理職の方や営業や設計、技術の方々が社長と一緒にモノを前にしてみんなでワイワイガヤガヤをして、隠れている会社の本質的な問題を洗いだします。
超暑い中、みんなで1ヶ月以内に使わないモノや問題のあるモノにカードを貼り、それを「不要」「不急」「必要だけど問題あり」の3つに分類しました。
金型の廃却判断や大型のモノの移動などひとりでは、あるいは自部署の人だけでは絶対に分からないしできないことがわずか2時間で次々と解決されていきました。
全体最適とはこのことか!という感じでした。
毎日の仕事は営業、設計、製造のように手分けをしてするのがいいのですが、大きな改善は手分けしてはできません、みんなで一気にやるのが正解です。
そしてこの過程で一人では、あるいは一部所では絶対に思いつかない全体最適のアイデアが生まれます。
KZ法をやってみたい方はお問い合わせください。
柿内幸夫著『KZ法 工場改善』
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写真1:みんなでワイガヤ、これ何だろ?
写真2:金型議論、これはもういらんな!
写真3:津村社長も運搬、汗だく。
写真4:私もたくさん運んだので汗だく。
末廣精工株式会社HP: http://www.suehiroseiko.jp/