オークパンサーとボート祭りで縫製工場はお休みでした。| ラオス縫製工場の日常
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10月4日はブン・オークパンサーで、10月5日はボート祭りで縫製工場はお休みでした。また、4日が木曜日、5日が金曜ということ、6日の土曜日も休みになり、先週末は4連休でした。
ビエンチャン市内の会社は、運送会社から会計事務所まで、どこもお休みだったようで、ヴィエンチャンの多くが、オークパンサーとボートレースをビエンチャン市内で楽しんだり、あるいは他県などに旅行に行って楽しんだようです。
さて、10月4日のオークパンサーとは、日本語で「安居明け」のことを言います。
7月8日に始まったカオパンサー(入安居)から約3ヶ月間は、お坊さんが厳しい修行をする期間で、お坊さん以外の仏教徒も、お酒を飲むのを控えたり、結婚式などの行事を控えたりします。このオークパンサ(安居明け)以降は、今まで控えていた結婚式が行われるようになったりして、ラオス全体が一気に文化的にも、社会的にも一気に盛り上がっていきます!!
ラオス人にとって、オークパンサーは、カオパンサー(安居入りの日)、ホーカオパダップディン(土地にお供え物をして讚える日)、ホーカオサラーク(くじ引きでご飯を選んでいただく日)と並んでもっとも大切な仏教の日なので、大勢の人が朝から、お坊さんへのご飯等を用意してお寺にお参りにいきます。
また、このオークパンサーの日にやる事は、朝、お寺に行った後にも、いろいろあります。
まず、夕方、日が沈んでからは家に前にロウソクを供え、花火を打ち上げ、家の安全を祈ります。
下のような写真の感じで、門塀や玄関などにロウソクを灯します。
そして、下のような花火や爆竹で、「バンッ!!バンッ!!」と音を立てていきます。
さらに、この後、お寺に行き、花とロウソクを持ってお寺の周りを周ります。これはビエンティアンと呼ばれます。
このビエンティアンの後に、バナナの茎の舟を川に流しにいきます。これはローイカトンと呼ばれ、悪いものを流していこうと意味があるようです。
また、カップルたちが、それぞれのが1つづつ、2つのバナナの茎の船を流し、その2つの舟が一緒に流れていけば将来に渡って幸せな家庭を築き、バラバラにいけば別れるという言い伝えもあるようです。
私がみたところ、そんな運試しのようなことをするカップルは見当たらず、みんな仲良く1つのバナナの茎の舟を一緒に流していました。
この日はロイカトンのために、たくさんの人が道沿いでバナナの茎の舟を売っています。私が買ったときには、最後の1つでした。
ちなみに下のバナナの茎の舟は、10,000kip(大体140円くらい)です。
そして、近くの川に行くと、たくさんの人が川に、このバナナの茎の舟を流していきます。
また、下の写真のように風船(?)を飛ばしている人もいます。
首都ビエンチャンで、このオークパンサー明けと共に、街全体を盛り上げるのが、10月5日のボート祭りです。ラオスでは、タートルアン祭りと並んで、もっとも大きなお祭りです。
この時期は、メコン川沿いの道路は通行止めとなり、お祭りのブースが並びます。
下のボート祭りの様子です。私は行かなったので、友人が撮った写真をお借りしました。
この10月のオークパンサー・ボートレースが終わってから、ラオス、特にビエンチャンは、11月のタートルアン祭り、12月の年末年始に向けて一気に、国全体の気持ちが盛り上がっていきます。