汎用旋盤ブレーキオイル交換(順調編)
こんにちは。
思い切って、気になっていた汎用旋盤のブレーキオイルの交換をしました。うちにある三台の汎用旋盤全て交換しました。
予定外の失敗(?)をしてしまい、冷や汗物でした。以前ブレーキパッドの引きずりを修理した時、シリンダー内が腐食してました。(過去記事)
これはブレーキオイルが空気中の水分を吸収する為に起こるらしいので、ある程度の期間でブレーキオイルを交換したほうが良いようです。
まず、カバーを外します。
念のためVベルトに番号を書いておきました。
リザーブタンクはここにあります。ブレーキを踏むところです。蓋を開けてブレーキオイルをゲージの下限あたりまで吸い取り、そのオイルはブリュードスクリューから空気が入らないように対策する時に使いました。
ブレーキオイルを抜く準備です。ブレーキオイルが逆流しても、空気が入らないように、ホースにリザーブタンクから抜いたブレーキオイルを入れ、容器の底にも少量入れホースの先をブレーキオイルに浸けておきました。
ここで、ブリュードスクリューを少し緩めて、ブレーキピストンをストロークエンドまで押し戻して、パットとブレーキディスクの間に物をかましました。シリンダー内のブレーキオイルを出来るだけ排出するためです。
二つのピストンを引っ込めたら、準備完了です。リザーブタンクのオイルが下限線以下にならないように補給しながら、何回もブレーキを踏みます。ブリュードスクリューにつないだ透明のホースから、きれいなブレーキオイルが出てくれば終了です。もし空気が混入していれば一緒に出てくれます。最後の一回はブレーキを踏みながらブリュードスクリューを締めた方が無難だと思います。
無事二台が終わり、最後の一台で「予定外の失敗」をやってしまいました。パットがピストンにきちんとはまっていない状態でブレーキを踏んでしまい、ピストンの「へそ」を曲げてしまいました。
次回(失敗編)に続きを書きます。
~基本を大切にした技術伝承~汎用旋盤職人養成