東芝、2020年にIoT関連売上2000億円を目指す。IoT事業拡大を加速
東芝は、高い市場伸長が期待されているIoT事業において、デジタルトランスフォーメーション注1を加速するために、新たなIoTアーキテクチャ「SPINEX」を提供開始する。「SPINEX」をIoT事業の軸とし、今後4年間でインダストリアルICTソリューション社を中心に社会インフラ領域、エネルギー領域、ストレージデバイス領域におけるIoT事業の展開を加速し、東芝グループ全体でのIoT関連売上を、現在の1,000億円から2020年に2,000億円への拡大を目指す。
「SPINEX」は、同社が長年蓄積してきたノウハウにもとづく信頼性の高い機器を持つ強みとインダストリアル領域の現場の知見を持つ強みを融合して生まれたIoTアーキテクチャ。現場でのリアルタイムな処理とクラウドを最適に組み合わせるエッジコンピューティングの仕組み、また、デジタル上に現場の機器を忠実に再現し、遠隔監視で機器の状態を見守り、いち早く兆候を捉えて改善するデジタルツインを構築できる。
さらに、モノをつなげるだけでなく、東芝が長年取り組んできたメディアインテリジェンス技術により音声や映像などの情報を解析し、人の意図や状況を理解し活用が可能。
企業や社会の産業分野の機器や装置の生産性や安全性の向上、プロセスの最適化、オペレーションコストの削減など、事業領域ごとのお客様の課題の解決手段を包括的に提供し、さらには新たな気づきを新製品へフィードバックすることや新規サービス事業の創出の実現を目指す。