経産省60秒解説 IoTで日本のものづくりはどう変わる? 

経産省60秒解説 IoTで日本のものづくりはどう変わる? 

第4次産業革命によって日本の製造業はどう変わるのか?経済産業省が60秒で解説してくれています。そちらを元に、日本のものづくりが伸ばすべきところを見ていきましょう。

■そもそも日本はIoTをどう活用している?

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これは2016年の「ものづくり白書」における日本企業のIoTの活用状況。外側に向かうほど活用している企業が多く、どのような業務で使われているかをまとめたものです。製品設計や部門間連携、見える化など、一部だけで突出して活用が進んでいるものがあるが、全体的に見るとまだまだのようです。

■3Dシミュレータ、製品設計では多数活用。ライン設計ではまだ3割

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設計のなかでも、製品設計では3Dシミュレータはよく活用されていますが、ライン設計では3割以下の利用率。さらに、受発注状況に応じてリアルタイムで生産ラインの組み直しているところは1割もありません。経産省は、日本の現場は進んでいると言っても、まだまだ伸びる余地があることを示唆しています。

■サービス活用はまだまだ。新たなサービスモデルの創出に課題

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IoTをサービスとして活用できているかについて、例えば製品販売後の故障予知などをアフターサービスや、製品の新しい使い方を提案できているという企業は少ない状況です。

参考:経産省、60秒解説 IoTで変革が迫られる、ものづくり


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。