製造業は不人気職業?就職先として魅力ある業界へ

製造業は不人気職業?就職先として魅力ある業界へ

「好きこそものの上手なれ」人は好きなものに対しては熱心になるので、結果として上達が早くなるという意味。愛情を持った人がたくさん集まれば、、そこから全体が盛り上がり、良いサイクルに入っていく。一方、そのサイクルから少しでも外れると、好きな人が集まらず、人気もなくなっていくという負のサイクルに落ちていく。

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▼文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所の調査によると、2017年卒の学生の人気就職先は1位がみずほFG、2位に三菱東京UFJ銀行、3位に全日空となり、金融業界と旅行関連が人気となった。一方、電機関連はと言うとパナソニック88位、三菱電機104位、日立製作所136位と低迷。自動車関連もトヨタ自動車が78位、本田技研工業が154位と予想外の低さ。学生にとって製造業は人気がないことはショックだ。

▼製造業は日本の主要産業ながら、世間からの評価はそれほど高くない。一時期はソニーやパナソニック、トヨタ自動車が、学生の就職先のトップを争った時期もあった。いまは製造業に愛着を持つ優秀な学生が入ってこなくなり、負のサイクルに陥る寸前の大ピンチだ。逆境を跳ね返すためには、いま製造業にいる私たちが頑張るしかない。魅力のある業界にし、再び「製造業で働きたい」という人がたくさん出てくるようにしていこう!


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。