製造業の社員が経営者意識を持つようになった事例

製造業の社員が経営者意識を持つようになった事例

社員の意識が低い理由

経営者がこぼす
「ウチの社員は、目標や数字への意識が低い。」
という言葉。

しかし、この原因の多くは会社側にあります。

売上が下がっているのに
・・・・・売上金額の情報が公開されていない
・・・・・売上に関する会議がない

利益が下がっているのに
・・・・・会社に掛かる費用の情報が公開されていない
・・・・・製造原価に関する会議がない

社員からしたら
必要な情報が共有されていないにも関わらず
「気付かない社員」「意識が低い社員」と責められては、
たまったものではありません。

社員の意識が低い理由は、
会社側の意識付けが下手だからです。

社員の意識を高める方法

2つのことを同時におこなう必要があります。

①会社の経営状況を説明する
②会計の知識を学んでもらう

①は、
会社の売上・費用・利益が、いまどういう状況にあるのか説明をします。
売上が下がっている事実と理由、
費用(製造業は主に製造原価)が上がっている事実と理由、
利益が下がっている事実と理由を説明します。

②は、 簡単な会計の教育が必要になります。
決算書の読み方、工業簿記、原価計算などです。
これが無いと、社員は①を正しく理解できませんので、
①と②を同時におこなう必要があります。

視点が下がらない仕組みを作る

中小製造業/町工場の管理職は、
ものづくりこそが仕事だ!と、現場視点になってしまいます。

また、
会計の知識や教育を受ける機会がないと、
せっかく導入したITシステムの情報も、
納期情報を使った納期会議や
日報情報を使った進捗会議など、現場視点の活用に留まってしまいます。

そうならないために、仕組みを通じて、人材育成・組織育成をする必要があります。


当社では、生産管理システムを開発・販売しておりますので、
生産管理システムの運用を通じた、『会議』の仕組みづくりを提供しています。

具体的には、
納期情報を活用した売上会議
日報情報を活用した原価会議が出来る、人材育成・組織育成です。
売上や製造原価の数字をみる習慣を、『会議』として定着することで、
社員は、経営成績を意識して、自らPDCAを回し、自ら問題解決にあたるように成長します。


当サービスを導入した企業からは、
・社員に、利益が出ない理由と利益を出す方法を教えてもらえました
・おかげで社員は、会社ごとを自分ごとのように意識するようになりました
と、お喜びの声をいただいております。

社員の意識は、
会社の意識付けによって、高めることが出来ます。

中小企業診断士。プログラマ~システムエンジニアを経て、現在は営業職。営業活動では、年間約300社の製造業を訪問して現場を多数経験、開発経験・営業経験と、経営のフレームワークを融合した提案営業が得意分野◎テクノアは、出荷本数4000社を超える国内トップシェアの中小企業向け生産管理システム『TECHSシリーズ』を開発・販売しているソフトウェア開発企業です。「外洋帆船経営」を標榜し、情報技術【IT文明】の進歩を先取して『人々がより人間らしい、ゆとりと生きがいがある生活』を実現するため、独創的なソフトウェアと付帯サービス【ソフト文化】の開発と提供を通じて社会貢献します。