機械加工の専門誌「ツールエンジニア」に掲載していただきました

機械加工の専門誌「ツールエンジニア」に掲載していただきました

※こちらは2019年8月1日に公開された記事です。

こんにちは

暑いですね。

さて、仕事の話です。

ツールエンジニア

 

少し前に、取材依頼があり、取材を受けて、

機械加工の専門誌「ツールエンジニア」さんの

7月号に掲載していただきました。

専門誌に掲載していただけるとは光栄です。

ありがとうございます。

 

弊社は過去に何回か取材を受けてますが、「この事は書けません」と各社に断られていたことを今回はきちんと書いてもらえました。

さすが専門誌だと思います。

読者の方も専門知識をお持ちの方がほとんどなのかなと思います。

出版などの詳しいことは私には解りませんが、情報を発信する側は、「事実をきちんと伝える」という事が基本と思うのですが、なぜか今まではNGでした。

具体的に下に箇条書きにします。

 

・技術伝承の一番の問題は高齢者の保身である

・旋盤作業の基本は、四つ爪チャックを使い工作物の心出しである

・私の仕事の経験年数を13歳からとしてもらえた
  (普通は社会人になってからの年数と言われるが、
   私は13歳の時から親父に弟子入りし、
   一番大切な基本の技術を身に付けた。
   職人として若い時に基本の技術を身に付けることは大変重要である)

・昔の「職人言葉」が熟練工の保身より、間違って伝えられていること
   (技術は盗むものと言い継がれてきた職人言葉を
    指導しなくてもよいとの意味で間違って使っている)

・金型職人を別格に扱ってもらえた
   (金型職人と挽物(ひきもの)職人を区別してもらえた)
   (職人の中でも金型職人は別格である)

・切削後の表面の状態
   (本当によく切れたバイトの見分け方も書いてもらえた)

 

ざっとこのようなことです。

詳しくは記事をお読みください。

 

技術も職人言葉も、間違って後世に伝えてはいけないと思います。

そこをなぜ他紙は書かないのか私には理解できません。

今回の「ツールエンジニア」さんは、本気で技術や職人や未来の製造業のことを考えておられ、うれしかったと同時に、弊社に取材に来ていただき大変光栄に思います。

これをきっかけに、少しでも正確に後世に伝えられることをうれしく思います。

 

以下「ツールエンジニア」さんの記事コピーです。

著作権は「ツールエンジニア」さんにあります。

 

我ら町工場人

 

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汎用旋盤職人養成 
西尾鉄工所のホームページ


1963年大阪生まれ。西尾鉄工所代表。旋盤師、伝統技術継承者◎祖父の代から80年続く大阪八尾市の町工場の三代目。「職人道」を極めた先代のもとで、13才から弟子入りし、昔ながらの職人技を叩き込まれ、家業を一人前にこなした。工業高校卒業後、中堅工作機械メーカーに就職。工作機械(機械部品を産み出す母なる機械。マザーマシンとも呼ばれる)の構造を隈なく学び、23才で独立。最先端コンピュータで制御された「NC旋盤」に対し、職人の「技」と「勘」が頼りの「汎用旋盤」(職人の手で動かす旋盤)をこよなく愛し、現在に至るまで、その加工にこだわり続けてきた。数少ない伝統技術継承者の一人。◎若い世代の人材不足、技術伝承に危機感を持ち、2016年「汎用旋盤職人養成講座」をスタート。教材用に独自開発した「汎用フライス盤」は、設計、加工、組立・調整をすべてひとりでやり遂げ、自身の総合技術力の賜物となった。最近、営業下手な職人の殻を破り、SNSを駆使して「基礎の手技」の重要性を次世代へと訴える。また、異業種の職人を対象に、「いぶし銀の会」を立ち上げ、オリジナル製品の企画、開発など「未来の職人像」を探っている。コンピューター依存が加速する製造業の未来を受け入れつつも、「機械の前に人間ありき」と、代々受け継がれてきた職人の技と精神性の伝承に力を注いでいる。◎2014年「八尾市ものづくり達人懸賞」受賞、2015年日刊工業新聞「マイスターに聞く」掲載、「なにわの名工」受賞◎西尾鉄工所ホームページhttps://nishio-tekkousho.jimdo.com/ 西尾鉄工所技術伝承 https://nishio-tekkousyo.jimdo.com/