機械や工具の進歩で技術が途絶える
こんにちは
ある会社の社長が弊社のホームページを見て、プレスの金型の依頼に来社されました。
ずっと金型を作ってもらっていた外注先の金型職人さんが、高齢のため引退され、その後何社かに金型を発注しましたが、うまく行かなかったみたいです。
持参いただいた型を見て、理由が解りましました。
加工屋さんには無理な型です。金型の高度な技術が必要な型です。
以前にも書きましたが、昔は、金型屋と挽き物屋(加工屋)は、はっきり分かれてました。
しかし、工作機械や工具やソフトの進歩により、加工屋さんが図面さえあれば、金型が作れるようになってしまいました。
残念ながら加工屋さんには金型の高度な技術はありませんので、今回のような金型はできないのだと思います。
工作機械や工具がどんどん良くなって来て、ソフトが金型職人さんの技術を数値化し、図面があれば、加工屋さんがほとんどの金型は作れるようになって来たようですが、今回の金型は、図面では表現できない微妙な細工が必要な金型なのです。
加工屋さんが金型を作るようになってから、金型屋さん(金型職人)が持っている大切な高度な技術は伝承されていないようで、寂しい限りです。
このことも、ハイテク化のマイナス部分ですね。
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汎用旋盤職人養成
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