横浜からIoTがはじまる! Advantech IoT47レポート
産業用コンピュータの分野で世界トップシェアであるアドバンテックは、6月21日にパシフィコ横浜 会議センターで「第7回 Advantech IoT47 in 横浜」を開催した。
はじめにアドバンテック 社長兼日本地区最高責任者であるマイク小池氏が登壇し、
「横浜は、日本で初めての鉄道が開通したりなど、昔から進取の精神に富んだ街です。 さらに、 本年3月には、 経済産業省及びIoT推進ラボにより「地方版IoT推進ラボ」の一地域として選定されていることから、 この横浜の地を第7回Advantech IoT47の開催地に選定いたしました。 実際、 本イベントは、 当初の定員70名の2倍となる約140名の方に参加のご登録をいただきました。 このことは、 横浜全体としてのIoTに対する熱意の表れとも言えるでしょう。」
とスピーチした。
この後、 山下正人横浜市会議員による「IoTにより発展する未来都市ヨコハマ」、 横浜市 経済局ものづくり支援課課長中村氏による「ITOP横浜(IoTオープンイノベーション・パートナーズ)-横浜市がIoTビジネスの発信地に-」と題し、 横浜市におけるIoTに対する取り組みの公演が行われた。
後半は、具体的なIoTのアプリケーション事例として、 日本マイクロソフトが主に工場におけるIoTの活用事例について紹介し、まずはIoTを始めることの重要性について強調した。次いでネットワークコーポレーションから、ビルディングオートメーション分野における事例を紹介。最新のIoT照明管理ソリューションのデモも行われた。
また、 IoTを支える技術について、 京セラコミュニケーションシステムより、 昨今話題のLPWAソリューション「Sigfox」に関する解説を、 技術的側面ならびに実際に展開されているアプリケーションの事例を交えて行われた。
アドバンテックからは、 Sigfoxテクノロジーを活用したM2.COM規格準拠のワイヤレスIoTセンサーノード製品WISE-1500シリーズについて解説。 さらに、 先月発表したIoTを行うための新プラットフォーム EIS シリーズの概要と、 スターターキットを取り上げ、実際にIoTを使用した最新の設備を整えた、 アドバンテック昆山工場について紹介した。
閉会の〆でマイク小池氏は、
「現在世に出ているIoTデバイス・関連機器、 及びIoTのコンセプトは氷山の一角にしかすぎず、 今後、 企業それぞれが課題を解決する過程において、 これまでに見たことないような革新的なアイデア及びIoTの導入事例がみられることでしょう。
そこでアドバンテックは皆様が今後IoTを導入し、 未知なる可能性を広げていただけるよう、 IoTプラットフォームを提供します。 IoTプラットフォームの提供を通じて、 横浜から世界へ羽ばたく企業様のお力になれることを心より楽しみにしております。 アドバンテックのスターターキット及びIoTプラットフォームを通じて、 我々が予想もつかないようなアプリケーションを具現化してください。 」
と話した。