横河電機 「Field Assistant」工場内の点検さらに効率化

横河電機 「Field Assistant」工場内の点検さらに効率化

横河電機は、プラント内の点検作業を効率化するソフトウエア「Field Assistant(フィールドアシスタント)」の機能拡張版「Field Assistant R2.03」を12月11日に発売した。

製造現場での点検作業は紙に記録されることが多く、記入の手間や書き間違いなどを防ぎ、さらにデータ共有ができるようタブレットなどに直接入力したいという要望があった。

Field Assistantは、こういったユーザーニーズに対応したソフトウエアで、点検に必要となるチェックリストや膨大な量の関連資料を汎用のモバイル端末で現場に持ち出し、必要な時に閲覧や入力ができる。

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▲Field Assistant R2.03の画面サンプル

今回の機能強化では、タブレットデバイスに加え、スマートフォンでも利用ができるようになった。また、各機器の点検項目を記したチェックリストと、作業手順、機器の仕様、設置マニュアルなどの関連資料をチェックリストと合わせて確認できるヒューマン・マシン・インタフェースを搭載。

手袋装着時でも操作しやすいデザインで、棒グラフ、円グラフ等を用いて作業進捗を視覚的に確認することも可能。スマートフォンの対応に合わせ、片手でも操作できる画面デザインや、録音機能や写真への書き込み機能も追加した。

さらに、入力した作業記録を管理者に自動でメール送信する機能も搭載。作業日報などをあらためて作成する手間を省き、管理者は作業状況をすぐに確認できる。

 

出典:横河電機「OpreX Operational Risk ManagementのラインアップとしてField Assistant R2.03を発売」


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。