日立ソリューションズ・テクノロジー「密」回避 、現場ソリューションを体...

日立ソリューションズ・テクノロジー「密」回避 、現場ソリューションを体現化

日立ソリューションズ・テクノロジーは、製造現場向けのソリューションとAI技術を用いた画像認識ならびに音声認識のソリューションを、非接触、三密回避、リモート実行など新常態(ニューノーマル)を支えるソリューションとして新たに体系化して提供する。

製造ソリューションでは、作業の一部を協働ロボットで置き換えることで省人化を図り、遠隔監視機能で協働ロボットや設備装置の稼働状況をスマートフォンや自宅PCからも確認でき、設備装置への段取り換え指示や加工条件指示を自動またはリモートで実行できるようにした。これにより作業員の密接・密集防止対策と、同時にペーパーレス化にも対応できる。

画像認識エッジソリューションでは、独自のディープニューラルネットワーク技術で単眼カメラの画像からリアルタイムに人物を検知し距離を測定することが可能。商業施設、オフィス、作業現場等における混雑状況、入退場の人員数、人流を自動で測定し、その結果を利用者や施設管理者へリアルタイムに通知し、密接・密集状態の回避やクラスタの発生予防を図ることが可能になる。さらに、混雑度や人流のデータをクラウド上で解析し、時間帯別の混雑度予測なども可能となり、施設管理者は施設の感染予防対策に役立てることができる。

 

音声ソリューションでは、各種音声ソフトウエア(音声認識・合成、文字書き起こし、多言語翻訳)により、音声を使った機器操作やガイダンスを実現。対面やタッチパネルで行う案内や受付業務を自動音声でガイドし、非対面・非接触な接客を実現し、利用者と担当者の感染リスク低減に貢献する。

また、介護現場において音声ソリューションによる記録帳票作成やスタッフ間の情報共有を支援するハンズフリーシステムの実証実験も開始。作業効率向上やペーパーレス化に加え、ソーシャルディスタンスを維持しながらスタッフ間の円滑で効率的なコミュニケーションを実現している。

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製造ソリューションと協働ロボットを活用したニューノーマル製造現場のイメージ

 

出典:日立ソリューションズ・テクノロジー「新常態(ニューノーマル)を支えるソリューションを体系化」


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。