日清食品、575億円でスマートファクトリー建設 19年12月完成予定
日清食品は滋賀県栗東市に、IoT技術を活用して安全性とコスト競争力を向上したスマートファクトリーである関西工場 (仮称) を建設する。設備投資額は575億円、完成は19年12月を予定している。
関西工場は月産315万食のカップ麺と袋麺を生産する。自社研究所であるthe WAVEが独自に開発した最新設備の導入とIoT技術を活用し、自動化と効率化を進める。リアルタイムな工場の見える化によって人とシステムと設備の最適に融合し、最大のコスト効率を図るほか、作業員を作業から付加価値の仕事に展開して労働生産性を高める。エネルギーの効率利用により環境負荷を軽減する。製品の安全性とコスト競争力の向上、50%以上の省人化などにより、新工場建設に伴う減価償却費増を上回るコスト削減を目指すとしている。