女性同盟設立の日で縫製工場はお休みでした。 | ラオス縫製工場の日常
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7月20日は女性同盟設立記念日で縫製工場はお休みでした。
政府関機関は、女性はお休みで、男性は働くことになっているようです。民間関係だと、例えば、運送会社でいえばOCSは休みで、DHLは男性職員だけが働いたそうです。
CBC Laoはこの日が休みになることは元々決まっていましたが、直前にもラオス縫製業協会からも会員の縫製工場には休みにするように連絡がありました。
政府関係・民間関係問わず、女性は休みになるようですが、男性だけで営業するのか、それとも企業自体が休みになるかはそれぞれの企業判断によるようです。
さて、女性同盟とは何かというと、国民の意見を吸い上げあたり、まとめたりする役割を担うラオスにある大衆組織の1つです。
この大衆組織には、青年同盟、女性同盟、労働組合連盟などがありあります。青年同盟は、ラジオ局を持っていたり、職業訓練をしたり(青年海外協力隊の方もいたようです)幅広く活動しています。
今日が設立記念日の女性同盟とはどんなことをしているのか、少し調べてみたので、分かったことをまとめてみました。
- 1955年7月20日に設立。
- 目的は、国家の保護を受けたり、生活向上できるよう、女性を動員しまとめていくこと。様々な民族の女性や子どもの権利を守ること、男女の平等や女性の優位性に基づく政策の実施、女性への教育への参加等を目指していく。
※縫製指導もしている地域もあるようです。
※国連やNGOのプロジェクトでも女性同盟が参加しているものがあります。 - それぞれの職場や学校で組織される。学校では、高校1年生からメンバーになれる。村レベル、郡レベル、県レベル、国レベルでそれぞれ活動している。
- 憲法上、大統領や内閣などと並んで、国会に法律案を起草することのできる。
- 現在の女性同盟の会員(?)数、100万人くらい。
【参考】
- 女性同盟のHP:http://www.laowomenunion.org.la
- OHCHR:http://lib.ohchr.org/HRBodies/UPR/Documents/Session8/LA/LWU_UPR_LAO_S08_2010_LaoWomensUnion.pdf
以上のように女性同盟はいろいろな役割があり、活動しているようです。そして、このために7月20日は女性同盟設立記念日として、女性に感謝する日として、女性は休日となります。
ところで、ある役場の職場の女性同盟の実際に会議に参加したことのある日本人女性によると、トイレのトイレットペーパーをきちんと用意することなど女性に身近な問題を話しあっていたそうです(中央レベルではいろいろと難しいことも話し合っていると思います)。
なにはともあれ、日本に比べて祝日・祭日がかなり少ないラオス、多くの職員がこの休日を楽しんだようです。
縫製工場は、再来週までおかげさまで、とても忙しいです。全職員力を合わせて、次の出荷まで全力疾走していきます!!