大江電機 LED耐圧防爆回転灯など国内検定を取得
アラーム内蔵LED回転灯は初
大江電機(横浜市南区)は、韓国・キューライト社の耐圧防爆型LED表示灯と、点灯・点滅表示灯と反射鏡回転警告灯で日本の防爆検定を産業安全技術協会(TIIS)から取得し、販売を開始した。
販売を開始したのは、LED点灯・点滅表示灯「SNEL」と反射鏡回転警告灯でアラームブザー内蔵の「SNESLR」。いずれも、Exd II CT6 GBに適合したTIIS認定品として、国内での爆発危険領域での使用が可能になっている。
中でも、アラームを内蔵したLED回転灯「SNESLR」は、同社製品が初めての国内検定取得品であることから、今後新たな需要が見込める。
▲LED点灯・点滅表示灯「SNEL」
▲反射鏡回転警告灯でアラームブザー内蔵の「SNESLR」
また、防爆ケーブルグランド(型式SFGU10‐N、適合ケーブル径Φ6~11)もTIIS適合品となっている。
さらに、グローバル防爆規格として、IECEX(国際防爆認定)、ATEX(ヨーロッパ防爆認定)、KOSHA(韓国)、NEPSI(中国)にも対応している。
回転灯の表示色は、赤・黄・緑・青の4色。保護等級はIP66。
なお、同社では防爆式で積層タイプの表示灯でも国内の防爆検定を申請している。主な用途は、ガス設備、造船/海洋プラント、石油化学プラント、塗装ラインなどの爆発危険領域。
同社では2017年から韓国・キューライト社の各種警告灯や産業用LED照明灯、防爆照明の販売も開始しているが、海外では韓国をはじめ、中国、米国などの工場、車両、鉄道、造船など幅広い分野で実績を上げている。
同社の警告灯は同種の製品に比べて価格が30~40%と安いことに加え、顧客の要望に応えた改良も可能なことから評価を得ている。
日本でも、在庫販売による迅速な納期体制をとっており、国内防爆検定取得とも合わせたセールスポイントで市場への浸透に取り組む方針。