変わるための第一歩 新しいツールを使う

変わるための第一歩 新しいツールを使う

所有からシェアの時代と言われるが、とにかく新しいツールが手元に届くのは楽しい。

はじめはツールを使うことに喜びを感じるが、使いこなしてくると新たな使い方や試してみたいことが出てきて、当初とは違った面白さを感じるようになる。それによって考え方に影響を与え、世界が広がっていく。

 

半年ほど前から個人的にインスタグラムとTwitterをはじめた。個人情報や炎上に対して警戒感があったが、実際やってみると面白い。

見る側としては、新聞やテレビ、雑誌、WEBメディアとは違った情報を仕入れることができ、人々の生の声を聞ける。投稿する側としては、自分の投稿に対する反応から、どういう情報を出すと人が動くのか、何を求めているのかといったことがおぼろげながら見えてくる。

大体の操作感が分かった今は次のステップとしていろいろと試しながら楽しんでいる。新しいおもちゃを手に入れたような感覚だ。

 

いま製造業は、生産性向上はもちろんのこと、一方で「変わる」ことが求められている。これまでの延長線上を進むだけでは新しい変化は生まれにくい。今こそチャレンジが必要だ。

組織や人を変えるのは時間も労力もかかる。いま使っているツールを変える、新たなものを試すだけで、非日常が生まれ、アタマは大きく切り替わる。

3Dプリンタやロボットという新しいツールはこれまで製造現場にはなかったもの。人の創造力を掻き立てるきっかけを与えてくれる。


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。