図研エルミック「ソフト開発環境」発売。機能安全規格に対応

図研エルミック「ソフト開発環境」発売。機能安全規格に対応

図研エルミック(横浜市港北区)は、機能安全規格に対応した機械類を、FAネットワーク上で相互に通信させるためのソフトウエア開発環境「Ze-PRO CC-Link IE Safety SDK」を発売した。

同製品は、三菱電機が開発したCC-Link IEフィールドネットワーク安全プロトコルスタックを活用した、業界初となるCC-Link IE Safety対応機能安全通信用ミドルウエアを中心に構成。価格は350万円から。

スマートファクトリー化が進む中、生産現場では機器単体の機能安全だけでなく、機器間の機能安全が求められるようになっている。

同製品は、機能安全を考慮したフィールドネットワーク規格の一つである「CC-Link IE Safety」に準拠したFAネットワーク経由で、製造に関する情報とともに機能安全に関する情報をやりとりするための通信処理部をミドルウエア化し、さらにドライバーとアプリケーションプログラムそれぞれのサンプルを付加したソフトウエア開発環境。同製品を活用することで設計作業を効率化し、自社製品のコア機能の開発に集中することができる。

同社では、開発環境に加え、機能安全に関するセミナーやコンサルティング、また、機能安全機器の開発をパートナー各社と共にサービスとして提供。さらに、ユーザーの必要に応じ、機能安全機器認証代行サポートサービスまで提供し、法規制への対応が求められる設計者を全面的にサポートするとしている。

出典:図研エルミック「図研エルミックが機械設備にCC-Link協会の機能安全に関連する規格を実装させるソフトウェア開発環境をリリース- 機能安全の開発から認証まで一括サポート -」


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。