光洋電子工業 Ether対応スマートコントローラ IoTデータ活用に最適
光洋電子工業(東京都小平市)は、Ethernet通信機能に対応したスマートコントローラ「SJ-ETHER」を10月1日から発売した。価格はオープン。2018年度3240台の販売を計画。
新製品は、国内最小サイズ(W53.5×H85ミリ)ながら本体にEthernetポート3個を内蔵しており、他社のPLCや、表示器、パネルコンピュータ、各種センサと接続してデータの転送や収集、モニターなどを高速に実行できる。
対応通信ネットワークは、汎用性の高いCC-Link IE Field BASIC、MODBUS/TCP/RTUをはじめ、2018年1月からはEthernet/IPにも対応する予定で、IoT化推進でのデータ活用に最適。
また、CPUにアナログI/Oを各2チャンネル内蔵しており、拡張モジュール無しで、半導体製造用付帯装置や、温度・湿度などのアナログデータの収集、カスケードやランプ/ソークなどの単純なループ制御でのPID制御装置用での使用に適している。
さらに、プログラミング言語は、機械動作がそのままの感覚で使えるラダー式とステージ式併用のため使いやすく、新サポートツールソフト「KPP(Koyo Programming Software)」をラインアップしている。
そのほか、PID演算機能を16ループ内蔵、要素コメントをCPUに保存可能、などの特徴を持つ。主な仕様は次の通り。
▽最大入出力点数=142点(CPU内蔵:14点、拡張モジュール:8×16)▽処理スピード=1.5ミリセカンド