仕事を《まとめる》ことの大切さ
「まとめる」スキルの重要性
技術者にとって仕事を「まとめる」というスキルは極めて重要です。
何か色々やったんだが、結局知見が残っていない。
数年前に同じような評価をやったような気がする。
このような自体の根源にあるのは、
さまざまな知見に関し、記録が残っていない
という問題です。
文章を書くというのはとても負荷のかかる作業です。
特に文章を書くことに慣れていない方にとっては苦痛以外の何物でもありません。
さらに困ったことに、文章を書いてさまざまな記録を残す必要のある技術者ほど「超」多忙であり、時間が取れないのです。
必要だと頭でわかっていてもなかなか体を動かせないのです。
技術者に「まとめる」習慣をつけるには
この状態にならないようにするために最も重要なポイント。
それは、「まだ業務負荷の高くない若手技術者のうちに報告書をまとめるスキルを身につけさせる」ということです。
実際に開発の最前線に立ってからこのスキルを身につけるのは難しいです。
理由としては、業務的に時間が取りにくいということ、そして人は歳を重ねれば重ねるほど新しいことに挑戦できる柔軟性が失われていくという主に2点があります。
そのため、技術者がいわゆる若手技術者である2~3年目までにこのスキルを身につけることがポイントとなります。
「まとめる」スキルを身につけさせるのに重要なこととは
そしてスキルを身につけさせるのに重要なこと。
それは、
- 報告書の書き方の指導方法をぶらさない(指導者は1人に絞るなど)
- 細かいルールを作らない(細かいフォーマットや回覧までの承認工程を複雑にするなど)
というところです。