ライトICテクノロジーズと北陽電機、AGVやロボット向け高精度FMCW LiDARを共同開発
この記事の内容をまとめると…
- ライトICテクノロジーズと北陽電機株式会社が高精度FMCW LiDARの共同開発で提携
- 高精度距離測定、直接速度検出、多様な環境下での優れたパフォーマンスを実現
- 産業用アプリケーション向けに、AGV/AMRやサービスロボット、安全・セキュリティ分野などでの活用を目指す
次世代の産業用アプリケーション向けにカスタマイズされた高精度なFMCW LiDARセンサーを共同開発するため、ライトICテクノロジーズと北陽電機株式会社が提携関係を発表した。北陽電機の産業用センシングソリューションにおける豊富な専門知識と、LightICの最先端FMCW LiDARテクノロジーを組み合わせ、急速に進化する産業環境の要求を満たすセンサー開発を目指す。
高精度FMCW LiDAR詳細
北陽電機は、LightICの高度なFMCW LiDARプラットフォームを活用し、産業用アプリケーション向けのセンサー技術力を拡大する。FMCW LiDARは、従来の飛行時間型(ToF)LiDARシステムとは異なり、周波数変調の原理を採用することで、⽐類のない精度、堅牢性、⻑期信頼性を実現する。高精度な距離測定、直接速度検出、さまざまな環境条件下での優れたパフォーマンスが特徴であり、LightICの革新的な技術と北陽電機の伝統ある設計・製造技術を融合させることで、産業用センシングを再定義するソリューションの提供を目指す。共同開発されたFMCW LiDARセンサーは、AGV/AMRシステムにおける正確なナビゲーションと障害物検出、サービスロボットの動的環境下での運用信頼性向上、安全・セキュリティソリューションにおけるリアルタイム状況認識、産業オートメーション分野での高精度センシングに対応する設計となっている。