ユーエイキャスター、バッテリーレスで機器検知 新開発の発電・センサキャ...

ユーエイキャスター、バッテリーレスで機器検知 新開発の発電・センサキャスター

ユーエイキャスター(東大阪市)は、バッテリーレスで運搬機器の位置を検知する「発電・センサキャスター」を開発した。

新開発の発電・センサキャスターは、走行時の回転によって発電するエナジーハーベスティング技術(環境発電技術)を採用しており、電池交換も不要なバッテリーレス構造。電磁誘導コイルとマグネットを利用して、キャスターの回転によって電気をつくりだす仕組みになっている。

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▲発電構造イメージ

EnOcean無線通信モジュールと各種センサを内蔵しており、物流倉庫や運搬工数の多い工場内で、走行距離や移動経路の確認、待機時間の管理、現在地の通知、使用頻度の比較など、運搬機器の稼働状況を把握することができる。

キャスターに内蔵のホールセンサと加速度センサの情報を解析し、移動中、停止中、異常検知(振動)などの状態をリアルタイムで表示できるため、稼働が集中する時間帯がひと目で分かり、稼働率を時間単位で把握することが可能になる。

開発にあたっては、ロームの無線通信技術サポートと、ウイングアーク1stの分析・表示システムの3社が共同で取り組んだ。

出典:ユーエイキャスター「新開発 『発電・センサキャスター』を参考出品 ★国際物流総合展 2018★」


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。