プラントの最適設計、運転、保全にAIを活用 千代田化工とグリッド提携

プラントの最適設計、運転、保全にAIを活用 千代田化工とグリッド提携

千代田化工建設株式会社(本社:横浜市、代表取締役社長:澁谷 省吾)と株式会社グリッド(本社:東京都、代表取締役社長:中村 秀樹、以下「グリッド」)は、プラントのライフサイクルの設計から調達、施工、試運転、運転、保全まで含む全般におけるプラント最適化に向けたAI技術の活用・開発の業務提携契約を締結した。

千代田化工は、ビッグデータ解析技術及びAI(人工知能)技術を各種プラントに適用させる先進的なサービス提供を目指し、2016年10月から「AIソリューションユニット」を設置し取り組んでいる。今回AIテクノロジー分野のトップランナーであるグリッドとの提携により、高度なプラントエンジニアリング技術と最先端のAIテクノロジーを融合することで、今後のプラント運転・保全支援の最適化システムの提供など、早期に先進的なサービスを提供することが可能となる。

今後は両者が協調して、ビッグデータ解析技術や最先端のAI技術などを活用した各種プラントの運転・保全支援の最適化などにより、顧客のご要望、課題解決に向け、ソリューションを提供していく。

※ここでのポイントは
・千代田化工がAI活用を進めるための組織をすでに作っていること
・機器単体やライン、設備よりも遥かに大規模なプラントの最適化にもAIを使える
というところでしょうか。

2017年は大手企業を中心に、AIの試験的導入や検討が一気に進みそうですね

出典:AI技術の活用・開発に関わる千代田化工とグリッド社の業務提携について

参考:千代田化工、AIソリューションユニットの設置について


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。