ピーアンドエフ「ビジョンセンサ」高精度な位置決め実現 読み取り視野、性能アップ
ピーアンドエフ(横浜市緑区)は、カメラのパフォーマンスを高め、より信頼性と操作性を向上させた2次元コードを使用した位置決めシステムの新製品として、ビジョンセンサ「PXV」に、セーフティの要素を加えた「SafePXVシリーズ」を発売した。
新製品は、SIL 3/PL eの安全性に準拠し、より精度の高い正確な位置決めを実現。2次元コードリーダーの専用コードテープに赤色と青色の2つのデータマトリックスを重ね合わせ、2Dリーダーに同じく赤と青の2色のLEDリングを組み込み、これらのリングを独立で作動させ、それぞれのデータマトリックスを個別に読み取ることで、単一センサでの安全な処理を可能にしている。
また、読み取り視野を120×80ミリへと拡大。検出範囲内に常時2次元コードテープが収まるため、より確実にデータを読み取ることができるうえ、多くのコードを同時に捉えられるよう、読み取りの焦点深度も広げている。
さらに、毎日の操業で発生するコードテープの汚れに対応するため、粗粒化したデザインによって汚れの影響を受けないよう、コードの解像度を損なうことなく15×15ミリのサイズに拡大。加えて、検出に冗長性を持たせているため、個々のコードが損傷していても停止することがなく、位置検出に影響を与えずにコードテープを最大80ミリまで引き伸ばすことができる。
そのうえ、取り付けや試運転も容易化されており、工場の可用性を向上する。