【動画】パナソニック大泉工場のIoT・ウェアラブル端末活用事例

【動画】パナソニック大泉工場のIoT・ウェアラブル端末活用事例

パナソニック大泉工場(群馬県邑楽郡)では、大小さまざまな冷蔵ケースを製造しています。少量多品種なので作業手順が複雑で、作業員が忘れてしまったり、ミスが起きたりしていたそうです。そうした課題に対し、同社ではヘッドマウントディスプレイを現場に導入し、手を動かしたままマニュアルを確認できる環境を整備。作業ミスの減少や生産効率のアップにつながったそうです。

■コンビニやスーパー向けの冷蔵ケースを作っているパナソニック大泉工場
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■多品種少量で、形や大きさが異なり、一人あたりの作業量がとても多いそうです
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■作業手順書は200ページになるものもあるほど
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1機種あたりの作業手順書が200ページになるようなものもあり、作業手順を忘れたり、分からなくなったりすることもたびたびあるそうです。その時は手順書を見直したり、リーダーに確認していたりしていたそうで、そこに大きなムダと効率化のボトルネックが発生していました。

■タブレット端末を使ってマニュアルを電子化して見られる状態になっていますが。。。
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■さらなる利便性を求めてヘッドマウントディスプレイを採用
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それを解決したのが、ヘッドマウント型ディスプレイの採用。目線の端のディスプレイに作業マニュアルが映し出され、作業者は両手で作業をしながら、目線をちょっとずらすだけで作業内容の確認ができるようになりました。

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■導入は一部のライン。今後はもっと広げていきたいとのこと
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作業者の負担が少なく、生産効率も上がる。チャキチャキと業務をこなして仕事を楽しくする。こんな風になるといいですね。

出典:ブラザー工業、AiRScouter(エアスカウター) 導入事例:パナソニック群馬大泉工場


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。