タートルアン祭りで縫製工場はお休みでした。|ラオス縫製工場の日常

タートルアン祭りで縫製工場はお休みでした。|ラオス縫製工場の日常

※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。

 

11月3日はタートルアン祭りで縫製工場はお休みでした。今年は、偶然にも日本の文化の日と重なり、日本とラオス共に休日と珍しいパターンでした。

【参考】
2017年のラオスの祝日・祭日を紹介
タート・ルアン祭りで工場はお休みでした。

このお祭りはタートルアンと呼ばれる仏塔を中心に行われます。この仏塔は、元々は16世紀中頃にランサン王国のセタティラート王によって建てられたもので、現在は、国を代表するシンボルとなっています。また、仏陀の遺物が塔の中に残っているとも言われています。

そして、タートルアン祭りは、旧暦12月の満月の日に行われます。ラオスの首都ビエンチャンの人々にとっては、先月行われたボートレースと並んでもっとも大きな祭りの1つです。

このお祭りのクライマックスは11月3日の最終日に行われた托鉢ですが、お祭り自体は10月27日の夜から始まっていて、いろいろな出店がでていたり、ビアラオの企業がステージを作っていたりとこの約1週間タートルアン周辺は大変盛り上がっていました。

縫製工場の職員同士でも、「タートルアン祭りに行った?」みたいな会話が繰り広げられるのがこの時期です。また、お坊さんもこのお祭りのときに、全国から集って来るそうです。

まず、27日の夜にはたくさんの人々が白い服(仏教徒にとって神聖な服?)を着て、タートルアンの祭りに集まってお祈りを捧げます。

タートルアン祭りで縫製工場はお休みでした。_01

この後から本格的に出店がでたり、ステージでいろいろな企画が始まっていきます。今年は行かなったので、写真で紹介できないのが残念ですが、まだまだ遊ぶ場所の少ないビエンチャンの人々は、ここで服を買ったり、ご飯を食べたり、ステージでショーを見て楽しみます。もっとも、こういうところで遊びだけでなく、タートルアンの仏塔を、花などをもって3周します(本来は3周するらしいですが、1周して終わる人も多そうです)。

 

最終日の11月3日の朝から始まる托鉢には、たくさんのビエンチャンの人々参加します。大統領や首相も参加したようです。もの凄い人なので、暗いうちに出発しないといけないそうです。また、ある程度きちんとした服装で行くことが求められ、特に女性はスアと呼ばれるシャツと、シンと呼ばれる巻きスカートを着飾ってこの托鉢にします。

私は行かなかったので、下の写真は、Lao Simply BeautyというFaceBookのページからもらって来たその托鉢の朝の日の写真です。びっくりするくらいたくさんの人が参加しているのが分かります。

タートルアン祭りで縫製工場はお休みでした。_02

 

出典:海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。