ジック 1Dレーザ距離センサ HDDM技術を採用 悪環境でも高い信頼性

ジック 1Dレーザ距離センサ HDDM技術を採用 悪環境でも高い信頼性

ジック(東京都中野区)は、屋外環境や悪環境で高い信頼性を発揮する1Dレーザ距離センサ「Dx50-2」「Dx35シリーズ」を発売した。

両製品は、少ないパワーで安定して測定でき、外乱光や相互干渉にも他のテクノロジーと比べて耐性が強いHDDM(High Difinision Distance Measurement)技術を採用した、高いロバスト性を持った小型距離センサ。IP65、IP67規格の高度な粉じんおよび防水耐性を有しており、インターフェースはIO-Link、D-I/Oに加え、取り扱いが簡単なアナログ出力(電流、電圧)を搭載している。

「Dx50-2」は、コンパクトな筐体ながら検知対象物が黒でも10メートル、白では30メートルを検知する高速応答性を実現したモデルで、金属表面の強い光沢面でも安定した検知ができる。操作パネルによる設定はIO-Linkモジュールの使用によりさらに簡単に設定でき、形状記憶・登録機能により、登録された形状と通過物などの形状とを比較し正誤判定を行うことも可能となっている。

標準使用温度範囲は40℃~65℃、距離出力レートは最高3000Hz、無線モデルも用意している。

「Dx35シリーズ」は、高いパフォーマンスでありながら低価格設定とした決定版モデル。黒で3.1メートル、白で12メートル、35メートルも反射板検知モデルで検知可能としているうえ、50ミリメートルからの近距離測定・検知も可能。対象物の表面が厳しい角度に傾いていても、安定した検出を誇る。

標準使用温度範囲は30℃~55℃、本体重量は65グラム。

 

参考:ジック


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。