ジック マルチレイヤースキャナ発売 広範囲を高分解能で監視
ジック(東京都中野区)は、高密度のスキャンポイントと120度の開口角で、垂直方向24ライン分(15度)を確実に検出するマルチレイヤースキャナ「MRS6000」を発売した。
新製品は、非接触レーザビームを用いて周囲の輪郭を走査する3D-LiDARセンサで、角度分解能は0.13度、24ラインにわたる高密度なスキャンポイントにより、広い作業領域を正確かつ迅速に検出する。
特殊なミラー技術によりスキャンフィールドの安定性が向上しており、雨、埃、霧などの悪天候条件下でもマルチエコー技術による信頼性の高い測定結果を提供。シームレスな3Dポイントクラウドデータ作成に適しており、ユーザーが要望する数多くのアプリケーションを実現する。
また、過酷な環境条件に適した保護等級IP67のコンパクトで堅牢な形状を有している。
さらに、測定データは1ギガビットのEthernet接続を通してリアルタイムに転送可能。パラメータはウェブインタフェースで設定できる。
想定される用途は、自律走行車の後方領域監視、体積監視、屋外向け無人搬送システム、ロボット領域、交通および駐車管理システムなど。