ジック マルチレイヤースキャナ発売 広範囲を高分解能で監視

ジック マルチレイヤースキャナ発売 広範囲を高分解能で監視

ジック(東京都中野区)は、高密度のスキャンポイントと120度の開口角で、垂直方向24ライン分(15度)を確実に検出するマルチレイヤースキャナ「MRS6000」を発売した。

新製品は、非接触レーザビームを用いて周囲の輪郭を走査する3D-LiDARセンサで、角度分解能は0.13度、24ラインにわたる高密度なスキャンポイントにより、広い作業領域を正確かつ迅速に検出する。

特殊なミラー技術によりスキャンフィールドの安定性が向上しており、雨、埃、霧などの悪天候条件下でもマルチエコー技術による信頼性の高い測定結果を提供。シームレスな3Dポイントクラウドデータ作成に適しており、ユーザーが要望する数多くのアプリケーションを実現する。

また、過酷な環境条件に適した保護等級IP67のコンパクトで堅牢な形状を有している。

さらに、測定データは1ギガビットのEthernet接続を通してリアルタイムに転送可能。パラメータはウェブインタフェースで設定できる。

想定される用途は、自律走行車の後方領域監視、体積監視、屋外向け無人搬送システム、ロボット領域、交通および駐車管理システムなど。

 

参考:ジック 3D-LiDARセンサ「MRS6000」


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。