ジック 「2D LiDARセンサ」超高速150スキャン実現

ジック 「2D LiDARセンサ」超高速150スキャン実現

悪条件下でも高い信頼性

ジック(東京都中野区)は、2D LiDARセンサ「LMS1000-S01」の販売を開始した。

ジック2D Lider LMS1000-S01

▲2D LiDARセンサ「LMS1000-S01」

LMS1000-S01は、超高速150(4×37.5)のスキャン周期を実現しており、大規模なデータ収集および高速オブジェクトの検出が可能で、1レイヤ275度スキャン角度となっている。

また、雨、雪、埃、霧など悪条件下でも、従来のHDDM技術を進化させたマルチエコー搭載のHDDM+テクノロジーにより、これらの影響を補正し、信頼性の高い計測を実現できる。

さらに、さまざまな設定が可能なフィールド評価出力と測定データ出力により、検出およびレンジングの機能を一つのセンサで対応できる多様なアプリケーションを内蔵しており、しかも同社のほかの2D LiDARセンサと共通のテレグラムリストのため、ローコストなセットアップが可能。そのほか、フィールドセットアップ時間を短縮できるイージーティーチ機能を搭載、優れた耐候性によりメンテナンスコストを低減できる、回転式コネクタによりフレキシブルな設置が可能、などの特徴を有する。

 

用途としては、高速道路における車種判別、鉄道におけるインフラ検査、空港や刑務所など高度なセキュリティを要する設備、路面性状車による道路やトンネル検査など。

主な仕様は次の通り。

▽使用周囲温度=マイナス30~プラス50℃▽保護構造=IP65、IP67▽検出距離=16メートル(10%反射率)、30メートル(90%反射率)▽角度分解能=0.75度

参考:ジック


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。